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Life is a journey. 旅と釣りをこよなく愛す。

近江巡礼

2013-02-04 19:58:01 | 日記
日曜の夕方、静岡市立美術館で開催されている「近江巡礼」滋賀県琵琶湖文化館の文化財の展示をみてきた。

滋賀県は、いいところって、思っているから、この近江って言葉だけで、満たされた感じがする。

琵琶湖の美を感じるからだろうか。

京都の隣で、少し地味だと思ってるひとがいたら、あらためてほしい。

滋賀県も素晴らしいから。









説明のレコーダーまで借りてゆっくりと閲覧した。


普段、寺院に安置されている仏像は、薄明かりの中、そのお顔をなかなか近くで拝見できないが、こうして美術品としてスポットを当てられ、陰影を与えられ、思わすその美しさに心打たれた。

作られた時代により、時代時代の特徴があるが、いずれもその優しいお顔に、心癒される。


自宅仏壇は、御本尊様の釈迦如来様にも、上部からピンスポットをあてることができるため、家でも、そのお顔にうっとりすることが多いのだか、展示されているような歴史的価値のある仏像は、あらためて、ライトにより陰影をつけられると、その美しさは際立つ。

仏教国タイに行くと、欧米人がブッダ(仏像)の美しさを知っていて、ブッダに見事なピンスポットを当てて展示販売されているお店が多い(じっさいは、国外に持ち出せないが)。



そう、仏像のお顔はどれも美しいのだ。


その仏像を、陰影つまりコントラストを強調することで、その美がいっそう際立つ。


仏像は信仰の対象であり美術品ではないかもしれないが、不謹慎ながらその美しいお顔を、近くで拝ませていただけたら、仏教も違うアプローチができるかもしれないな。


実は、この展示は、前半と後半があったらしく、一番拝見したかった薬師如来立像(聖衆来迎寺蔵 所在地 滋賀県大津市比叡辻2-4-17 天台宗 )は、戻られたあとだった。


http://www.biwako-visitors.jp/shirasu/area/spot05_09.html


http://www.biwako-visitors.jp/search/spot.php?id=411


涙。


しかし、これで、また滋賀県を旅する楽しみが増えたと、思い直そう。