東京から移植した我が家の梅、東京では瀕死の状態で植木屋さんから「移植しても根が付くか分からない」と言われていたのに、信州のいい空気の中で元気に生きています。実も10個なればいい方だったのに(どんだけならないんでしょう)今年は100個以上なってくれてびっくり。もう少ししてからと思っていましたが、一個、二個と落ち始めたので収穫することにしました。
そして、今年は昨年失敗した甘露煮に再挑戦。昨年は失敗してジャムになりました。。。皮が破れないようにゆっくり温める(というか、熱くしすぎない)というのがポイントだと信じて、さっそくスタート。
まず、皮に穴をあけていきます。待ち針を箸に張り付けてやると一気に穴があけられるということで実践。このほかに新品の剣山で開けるというレシピもありました。↓こんな感じで無数に穴をあけます。何か所、とか書いているレシピもありましたが、全体にまんべんなく開けた方がよいのではないかと思ってがんばりました。
↓こんな感じ
そして、ヘタをとる作業↓ 竹串でやった方がいいらしいです(金属はNGという話)
↓ポロっと取れると気持ちいいです
そして、水に3時間くらいつけてあくを抜く。最初にやった方がいいのか穴をあけてやった方がいいのか?色んなレシピがあったので、穴をあける前後で何時間かつけておきました。
そしてお湯であくを抜く段階。ここで温めすぎないことが重要。50度くらいまでじんわり温めてお湯を捨て、また水から温めるという作業。温度計をさしつつ、鍋に手を入れて梅をころころしながらやります。温度計がなくても50度超えると手を入れていられなくなるんじゃないかと思います。
前回の失敗があったので、梅の半量で試験をしてからうまくいってから残り全部もやりました。なんとか3回のあく抜きを無事終了。次は砂糖で煮詰める段階ですが、こちらも熱くしすぎると割れます。砂糖と水と梅を入れて弱火でじわじわ・・・一応100度にならなければ割れないと書いている人がいたので、こちらも時々温度を見ながら、そして梅の様子を見ながらやりました。
また灰汁をとりながら1回目の砂糖(全量の1/2)が融けてしまったら、ガーゼで落し蓋をして、その上にまた次の砂糖(全量の1/4)を加えてことこと。
3回目の砂糖まで入れて、それが融けてしまう頃が頃合いでしょうか。私の場合は40分くらい煮込んでいました。1個割れ始めたらやめるといい、とのレシピがあったので、それに従ってみましたが、温度は90度くらいだったので「割れる温度」の目安として100度を超えない、というのは正しいのではないかと思いました。そして・・・
ふっくらして美味しそう!まだ梅の味の方がつよいのですが、このままシロップにつけておけば、いい感じの大人の甘さになりそうです。大成功~のはず。
そして、流石に100個以上甘露煮というのもなんなので、甘露煮は750グラム分。1キロは梅酒にしました。
持っていた二リットル瓶は現在ラッキョウ成熟中なので、新たに4リットルを購入しました。この瓶、50年前から同じような気がするのですが(少なくとも実家に同じような瓶がありました)もしかして一社独占?というわけではないのでしょうが、古き良き日本を感じます。
おわり