その中のライオンハート

2007-02-17 20:48:12 | エッセイ風
 劇団の稽古場は旧小学校にあります。そこは旧小学校とは思えないくらいセキュリティーの厳しい所で、ドアは一々訪ねていく先の許可がないと開きません。

 ある時、劇団に行ったら、ドアの内側に人の姿を発見。いつもは劇団のインターホンを押してドアを開けていただいてるのですが、今日はその手間がはぶけたって喜んだのに。

 「ドアの開け方が判らなくて困ってたんですよ」
 って。
 たまに受付に人がいることがあって、そういう時はドアは開放されてたりする。 「受付に人がいなくってね」
 だからドアが開かない。困った。ってしばらくでそこでウロウロしてたそう。 外にいる私がドアの開け方教えて、「こっちこそ助かりましたよ」って。

 出れないって・・・。確かに開け方ってあるだけど。
 外から入れないのはしょうがないにしても、中から出れないって言うのは・・・。
 
 
 それって監禁って言いません?


 開きますよ。開け方はあるけど。
 その方、今はお久しぶりの小泉元首相似の方だったんだけど。
 外に出れないライオンハートじゃ、なんかね。
 落ち着けば開きますから。

 って、実は私もあの厳しいセキュリティーにはよく戸惑ってますけど。