人魚姫

2008-08-14 22:04:12 | 戯曲塾
 「人間になりたい」主題の話しとして思い浮かぶ1つの例が、「人魚姫」です。
 
 人魚姫は王子様を好きなって王子様の側に行きたいばっかりに声を魔女にとられても人間になって王子様の所に行きます。

 これはロマンチックで好きな話でした。
 今は・・・そうでもないかな。

 振り回される女の典型って気がする。

 作者のアンデルセンがこの話を書いた本当の理由は知りませんが、前に何かで読んだ所によると、アンデルセンは故郷を出てから大変な苦労をしたから、故郷を出ると苦労をする・・・という思いがあるらしいです。
 その気持ちがあるので、故郷を出たら苦労するを主題とした話が多いとか。

 女の子なら、何もかも捨てて飛び込んで行く・・・そんな潔さはあると思います。

 年々消えていきますけどね。

 「人間になりたい」と言うより悲恋の決定版かしら。
 人間以外のものが人間に憧れると幸せが待っているというより、悲しい結末がある。

 思いっきり生きた証があればどんな状況になったとしてもその者は幸せな生涯だったと思います。

 何かに燃える生命が愛おしいということでしょうか。

人間になりたい

2008-08-14 17:30:28 | 戯曲塾
 物語の主題として「人間になりたい」ストーリーがあります。

 人間以外のものが人間になりたくて努力する。結構昔からある主題なんですが。 それってちょっと不思議な感じがする。

 基本的に人間賛歌なんだと思う。

 でも人間であることってそんなに素晴らしいことなのかな。

 他の生き物であっても、物語である以上感情と言うものを持っています。そうじゃないと、人間に憧れる感覚というものも存在しない訳だから。

 人間を頂点に据えてそこへ向かっていく。
 人間賛歌なんでしょうね。

 私の場合ですが、人間を「卒業」するを主題とすることが多いです。
 この辺は好みの問題と言えてしまうけど。
 感情を持つ、永遠でない生き物は完璧な存在でない訳だから、その上を目指すとなると、神の領域ってことですよね。

 どちらかと言うとそこへ向かいます。
 
 神って言ったって日本の神話にしてもギリシャ神話にしても神は実に感情的で人間的に描かれていますけどね。

 思ってしまうんですよね。
 人間は人間に至れば卒業していくものかなって。

 好みの問題です、ここら辺は、きっと。

 

とろける大地

2008-08-14 14:36:48 | 日記風
 お昼頃外へ出たら、天と地がひっくり返っても気がつかないくらいの暑さの世界が広がっていました。

 もう残暑ですよ。

 かと思えば、一転空の雲行きが怪しくなってきました。

 空の機嫌がどうも悪いらしい。

 空くらいご機嫌でいて欲しいものなのにね。

そして夜の銀座

2008-08-14 00:36:07 | 日記風
 そして夜の銀座なのです。

 渋谷とか新宿だと歩きにくいのに、銀座は歩きやすい。
 人を掻き分けて進まなくても意外と早足でタッタッタッタといけてしまうのです。

 たまたま私が通った時のタイミングの問題でしょうか。

 そういう人の緩やかさがこの街には生きているのかなぁ。
 意外と歩行者道路が広いと言う話しもある。

 こんな夜の時間ふらふらと出歩くこともなくなりましたね・・・。
 夕涼みがてら中々いい感じでした。