夏は消えたが

　突然涼しくなりました。
　あの暑さは何処へ置き忘れたのかってくらい。

　そんなこと言って明日また復活してたらどうするんだ？

　誰かがパンドラの箱を開けたってことで。

　開けたら暑さが出てきたのさっ。

　
　１日の終わりを告げる音、気配ってあります。

　私にとってのその音が過ぎていきました。
　静かに１日が終わった、そんな思いが心にひと段落つけてくれました。
　
　ほぼ寝てたけど。
　珍しいですよ、午後まで眠ってたのも。
　昨日のことですが、朝から電話が鳴っていて、すわ、親でも死んだかと思いました。
　まるで関係ない・・・電話が鳴りまくっていたのも午前９時過ぎてたらしいですし。

　私は泥の眠りから引きづり出されただけでしたが。

　どちらにしてもそんなこんなで１日が終わりつつあります。
　静かに今日を送ってます。
　なんにもない１日なんだけど、そういう日の方が心は安らかです。

　安らか・・・。
　それは確かだ。
　しかし忍び寄る闇と共にどこか淋しさを感じるのは何故だろう・・・。

目ぇそらしとこう

　側によっても鳩は逃げない。
　昨日なんか雨で、羽を少し襟を立てるようにむくむくにして寒さや雨をさり気なく防いでいた。
　そんな姿が妙に可愛くてそっと近づいたんですが。

　近寄れど近寄れど、逃げはしない。
　逃げはしないが、緊張感が走るのか、そっと私に背を向ける。

　危険自分物扱いかしら。

　飛び立って逃げるまでは危険と思ってない。
　・・・うっとうしい？

　とりあえず、でも目、そらしておこう。

　知らない人の振りしとこう。
　そんな感じだ。

　それもせつないのぉ～。