エンジェル・ハート 新たな運命との出逢い篇 第26話 もう一度あの頃に

※ちょっとＰＣの具合が悪いので省略版で行きます。

　祐司は本家からヤクに関する罪をかぶされ狙われていた。狙っているのは１人じゃなくうじゃうじゃだ。

　シャンインはもう２人を殺さないなら、クリスマスまで待つ必要がないんじゃないかという。遼もうなづくが、やはり待ちたい理由がある。

　だったらそれでま祐司を隠しちゃったら？と言うが、それもいいなと言う。

　シャンインはブツを返すと電話をかけ、ある喫茶店に祐司を呼び出す。

　しかしそこには祐司の手下がゴロコロいた。みんなろくでもない奴らばかりだ。なにをやらかすか判らない。

　シャンインはブツを返すと言い、バックを出す。受けっ取ったら女を始末する手バズになっていたが、祐司がバックを開けた途端催涙ガスが流れだす。

　白昼堂々と盗んだ手口はこれだたんだなと気付くが、シャンインにしてみれば同じ手に２度も引っかかってくれる祐司は楽だ。

　遼は裕介に思いを寄せているらしい昭美にいつか裕介が渡し、これを受け取ったらもう会えない気がすると、返してきた５円を、銀行の窓口をしている昭美に渡す。後どうするかは自分で考えろという。

　裕介はクリスマスを前にして父と母の墓参りに行った。そのとき、あることを思いい出していた。

　近所の店の人にお前たちは本当の子じゃないと聞かされた時のことだ。それを父親と母親に確かめると、父は違う。でも誰よりもお前達を思っていると言った。祐司も陰でその話を聞いてしまった。

　裕介は２人が拾われた時来ていた服を墓に入れてもいいかという。もう少し２人の子どもでいたいんだと泣いた。

　クリスマスの日。睡眠弾から目覚めた祐司が外へ出ると目の前に兄の裕介がいた。祐司がいたのは、潰れた裕介の店がある目の前だったのだ。

　祐司は意地を張るが兄に貯金通帳を渡そうとして躊躇する。

　もう１度やり直せないかと裕介は言う。
　やり直せるわけがないという祐司。

　しかし祐司が持っていた子ども銀行の貯金箱を２人仲良く眺めている時、祐司が撃たれた。

　シャンインはそれを撃ったのが遼だと気付く。

　祐司を見張っていた男は祐司が撃たれたと連絡をする。

　裕介はお前を殺してくれと頼んだのは俺だ。でもお前だけを逝かせはしないという。すぐに裕介も撃たれた。

　２人は手を伸ばし、懐かしい家族写真の入った子ども貯金箱の上で手を取り合い、意識を失う。

　こりゃ、即死だ。救急車がやってきてそういうが、その救急車に乗っているのは海坊主であり、餅山だ。後ろには遼もいる。シャンインは何故睡眠弾を使うと教えてくれなかったのかと怒っている。２人はすやすやと眠っていた。

　そして祐司は死んだことになり、陳の計らいで台湾台北にある５本の指に入る店に修行に入り、２人でやり直すことになった。
　なかなか喧嘩が絶えない兄弟だが、あそこなら、その内、修行次第ではそれぞれ店も持てるだろうという。

　祐司を殺す竹ではダメだ。２人の仲を修復しないと意味がない。そう思った遼のいきな計らいだった。

　もう少し父さんと母さんの子どもでいたいと墓の前で泣いていた裕介を思いだシャンインは、窓に持たれて考える。
　そこに香が話しかけてくる。どうしたの？シャンイン？聞かれるが、シャンインはもし生まれ変われるなら、遼パパと香ママの子どもになりたいと思う。

　香は今だってあなたは私たちの子どもよと優しく答えた。

　雪が降ってきた。

　寒い中でもシャンインの心は温かさに包まれていた。

何？安藤美樹選手が出産していた？

　びっくりした。
　昨日の報道ステーションで村主選手の口から出たことらしいが、安藤選手が４月に出産していたらしい。

　欲も隠しおおせたもんだ。

　これからも何らかの活動は続けて行くらしいが、果たして父親は誰か？関心が集まるのはそこだろう。

　ずっとコーチをしてて噂のあったモロゾフ？

　それとも今年５月に週刊誌に載ったプロスケーターの南里康晴？

　まだ入籍もしておらず、父親の名前も発表されていない。

　本人が幸せで喜びに包まれているならそれでいいけど、そろそろ生後３か月になるってことか。

　３か月検診とか。子どもの世話とか１番大変な時だろうな。


　人生って判らないわね。

　特に人の運命って判らない。

　でも遅くなって産むより早い方が言いに決まってる。


　ここはおめでとうございますと素直にいきたいところだ。


　その内、正式に入籍して父親も判るだろう。


　しかしそういう理由でスケートから遠ざかったいたとは誰も気づかなかった。

　安藤選手、してやったりって感じだ。