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先に出たミランダがいたのが、このチャールズ・マンソンのカルト集団と言われている。
米国史上最も悪名高い凶悪犯だ。
1960年後半~1970代初めに「ファミリー(マンソン・ファミリー)の名前で疑似生活共同体を率いていた。
その際、カルト集団として連続殺人を犯している。それは理由のある殺人ではなく、ほぼ無差別殺人だった。
そもそもマンソンは祖父母の手で育てられるが、そのあとは孤児院で育った。
孤児院を脱走し、母に合うが、拒絶された過去を持つ。
そして9歳で初めて犯罪に手を染め1967年に釈放されるまで刑務所で過ごすことになる。
そのあと、例のカルト集団を作った。
彼は音楽家の一面を持ち、成功はしてないが、歌を作っている。
事件に手を染める以前は「ビーチ・ボーイズ」のデニス・ウィルソンなど、著名な音楽家と友人関係にあった。
マンソンは狂気、暴力、恐怖の象徴として、1976年に「ヘルター・スケルター」としてその人生を映画化されている。
マンソンは率いるカルト集団の信者4人と7人を殺した。この頃は音楽家達とも距離を置くようになった。
しかしマンソンが殺人に手を下すことはなく、全て信者を洗脳し、信者に殺させている。特に彼の自由になったシャロン殺しにも加担したスーザン・アトキンスは普段はおとなしい女性だったらしい。しかし彼に操られ殺人を犯し、2009年に終身刑で獄中死した。
まさに理由なき無差別殺人は「ヘルター・スケーター」(ひっちゃかめっちゃか)であり、当時の彼は見た目が時代の風潮に合っていたこと、喋りが上手いことで多くの女性をLSDを使い信者を取り入れたと言われている。
そしてその女性信者に男性信者を誘惑させるという手口で信者を増やした。
本来、マンソンはそれが発覚すると死刑宣告を受けたが、マンソンがいるカルフォルニア州が死刑制度を廃止してしまったことから終身刑に減刑されるしかなくなった。
現在はロスのコーコラン州刑務所に収監されている。(ここでも終身刑に変わりはない)
仮釈放を何度も申請しているが、毎回却下されている。2007年に11回目の申請をしたが、危険な存在として再び却下された。2012年にもしたが、却下されたようである。
そのマンソンもすでに79歳になっている。
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そのマンソンが昨年ミズーリ州セントルイス出身の25歳の女性と獄中結婚した。
不思議なことにこういう男性にも必ず獄中結婚の話が舞い込む。
日本の場合は受刑者は家族しか会えないため、冤罪を晴らす目的で会うため、結婚をする、養子縁組をするというケースがある。
しかし、彼の場合は違うようだ。
米国の場合は、子どもの頃、虐待を受けた女性がこういうタイプに惹かれ、恋と思うことがあるようだ。
そうでなくても一時期女性信者を集めた男だから、喋り口も普通の男性より上手いのだろう。
彼女は、マンソンとの関係を熱く語っている。
そしてマンソンには数年後に出所の可能性があり、その折、挙式をすると話している。