白い紙に緑の縁取り

2007-07-07 00:06:39 | エッセイ風
 前にふらりと喫茶店を訪れ、帰り際、ふとある席が目に入った。
 席がって言うか、そのテーブルに載っていた物。
 テーブルには男の人2人がいて、そのテーブルに載ってる物に結構深刻な視線を向けてた。
 だから目が留まったといえる。
 
 白い紙に緑の縁取り。
 それってなぁーに?
 別にクイズじゃないけど。
 
 確かそれって、離婚届じゃ?

 婚姻届って、白い紙に縁が茶色って気がしたんだけど。
 でも、男2人が、離婚届を前に真剣な顔・・・。それってつまり、どちらかが? そんな自体に直面している?
 
 大変ですね~。
 でもいるんだっけ? 離婚届にも保証人? きっとそんな図式だったのでは?

 見てはいけない物を目にしたようで、さっさと立ち去ってきた。

 そーか。そういう現実に直面してる人もいるんだ。周りに離婚経験者もいますから、あるってことはよく判るんだけど、用紙自体を目の前にして、まさに直面してる人は始めて見た。

 まさか、芝居してる人の小道具としてもらってきたって訳じゃないだろうから。別に離婚届を目の前にしてする芝居の打ち合わせもないよな・・・。

 すっごい重苦しい気分だわ。

 判らないけど、いつかまた、縁取りの茶色の用紙を目の前にすることもあるのかな? あったらいいねって。ちょっと思う。


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