My Favorite 《ゴールデンイーグル&Sleeping lion》

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「福」に憑かれた男

2009年04月03日 | 
主人公は秀三という本屋さん。
売上があまり上がらないのに、自分の本屋の近くに来月大型書店が出来る。
お客さんをそっちに取られて、自分の店の売上がますます伸びなくなるのではないかと不安に思う。
でもそれは「福の神が主人公を成長させるために仕組んだこと」。
困難な状況に陥った時に、どう考えることができるか。

本を読んでいると作者の感性がキラキラしていて、福の神でも自信をなくすことがあるのだとクスッと笑ってしまった。
行間が空いていて、漢字が少なめで読みやすいのもいいかもしれない。

【本文から抜粋】
「せっかく縁あって、おまえさんのお店に足を踏み入れてくださったんじゃ。その人が誰で、何をしている人で、その人のために自分ができることはないか、くらいのことを真剣に考えないようでは、本屋どころかどんな商売をやってもうまくいかんじゃろ。目の前にいる人に心から興味を持つ」
☆読んでいて自分に欠如していたものに気付かされた。

「優しい人になりたい」と願えば、人との出会いや経験が必要です。その中で
「誰かから冷たくされる」「人から無視される」「人から嫌われる」こういった経験をしないと本当の意味での優しい人間にはなれない。
☆私は貴方に苦しみと痛みを与えるのかもしれない。
貴方は人々の痛みを心の底ではわかっていない。



☆松下幸之助氏の「道をひらく」も深かったけれど、この本もその先にあるものを受取ることが出来ない未熟さを感じてしまう。
1年ぐらい経って読んでみたらまた違った感想を受取れそう。

【福の神が憑くことができる人の条件】
① 「人知れずいいことを繰り返し、その量が一定値を超えた人」
② 「他人の成功を心から応援、祝福し、その量が一定値を超えた人」
③ すべての人を愛することができる人

【福の神の仕事】
① どんなときでも行動する勇気を与えてくれる人と出会わせること。
② 試練を与える。(使命を持って生きていこうと決めた人間に対して、その使命を背負って生きる人の仲間入りができるかどうかの試験をする。これを試練という)

【本文から抜粋】
試練にあって
思ったような結果が得られなかったとしても、自分の使命に向かって前進する生き方を続けることができる人でなければ、その使命を全うする生き方なんてできるはずがありません。それを乗り越えることができてはじめて、秀三は本当に幸せな人生を歩きはじめることができます。


☆誰にでも生きていく上で、使命があるのかもしれないが、それに気付いて実行していくだけの力を持っている人は少ないのかもしれない。
だから最後に私のブログを見ている人達は、福の神になっていつか人との出会いをプロデュースして力の足りない人の手助けをしてあげるといいですね。

コメント
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