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大阪水曜ほっと集談会一世です。
バレンタインディの投稿としてはふさわしくないと思いますが、今一番私が関心のあることなので、書かせていただきます。
最近読んだ新聞に不機嫌ハラスメントさらにそこから発展した逆DVという問題がクローズアップされていることを知り、びっくりしました。
以前読んだ以下の書籍を思い出します。
それは『家族という病』(かぞくというやまい)という 下重暁子 氏の エッセイです。
男女問わずハラスメントやDVなどの問題は以前からあリました。
しかし現実には、女性の側から語られることが多く表だって男性の問題として認識されることはありませんでした。
私たちの自助グループでは過去や環境的な背景を問わないので表立って問題視されたことはなかったように思います。
最近それでは片手落ちではないかという気がしています。
私は、心の専門家でもカウンセラーでもないので、今からお話しすることはあくまで長年心の問題に関心を抱いてきた、私の感じたことです。
神経質症状の背景として親子関係や夫婦の関係が背後にあることが多いのではないか、そしてその関係性を解消できないまま、ズルズルと引きずってしまうケースが多いのではないかと思うのです。
そして、その時に負った心の傷が何らからの影響を及ぼして、
体調不良や抑うつ症状を引き起こすきっかけとなる場合もあると思います。
森田療法では不可能を可能にする努力をやめることを教えてくれます。
かくあるべしに基づく理想の自分からではなく、事実から判断し、可能なことへエネルギーを使うよう、発想の転換を図っていくのです。
またアドラー心理学では、課題の分離という言葉を使い自分の責任と相手の責任を分けていく発想を説いています。
表現は違えど言っていることは、同じことだと、私は思っています。
私たちは知らず知らずのうちに自分の責任以上のものを背負い込んでいないでしょうか?
結果として相手がそうすることを許してしまっているのではないでしょうか?
私は森田療法を通じて、人間としての尊厳を取り戻せるのではないかと思っているのです。
この問題は一言では語りきれないので、明日もこの問題をお話してみたいと思います。
つづく
2025.2.14 一世