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挨拶をしない人間に森田療法を使ってみた?

2024年12月21日 09時19分10秒 | コラム 


大阪水曜ほっと集談会一世です。

ポンコツサラリーマンの私でも長く森田を学んでいると時々予想以上の結果になる。

最近職場の重要なポジションの嫌だと思っていた上司に、

挨拶をこちらから積極的にするようにした。

すると一世さんお疲れ様ですと労ってくれるようになり仕事がとてもスムーズに運ぶようになった。

以前の私では考えられないことである。

これが20代からできていれば随分出世したかもしれない。

知らんけど!

さて時々、朝元気よく挨拶をしたにもかかわらず、無視したり返事が聞こえない人間がいる。

返事を返すのは当然だという思いがあるので当然腹も立つし人間性を疑う。

こういった場合、相手は自分に挨拶を返すべきである、挨拶をしない相手が悪いと考えると嫌な感情がなかなか流れない。

私自身本音を言えば挨拶をしたくない嫌な人間もいるし、

前日に嫌なことがあれば無視したくなる気持ちもわかる。

事実スルーすることもある。

同僚や後輩であれば、なぜ挨拶を返さないのかと聞くことで、仕事のことで頭がいっぱいだったとか、理由を引き出すことができる。

問題は上司など立場が上の人間である。

森田療法では、こういったことをどのように捉えるのでしょうか?

まず相手が嫌いで気分が悪く挨拶をしたくない場合ですが、気分はどうであれ行動を変えることで感情が流れ相手に対する見方も変わる。

想像力を働かせ、今相手は会議の資料作りでパニックであるとか、前日彼氏と喧嘩したのかもしれないとか、相手の状況を具体的に推し量ることで、怒りが和らぐこともある。

ただ基本は、あるがままなので、そのまま抗わずに、こんちくしょうと思いながら席を外して深呼吸していると気分が流れていることがある。

※今日の森田博士の言葉

皿洗いなど、初めはちょっと面倒で嫌気がさすが、手を出してやっているとまもなく屈託のない、ほがらかな心になります。


しかし義務でやるとかなんとか無理押しの努力があるときには、

ちょうど強迫観念のようにいつまでもその苦しい思いが去らず、

ほがらかになれないのであります。

それと反対に出発点が自然の感じ、つまり純なる心であるときには、

たやすく愉快になり、ほがらかになるものであります。




2024.12.21 一世

※森田博士も皿洗いを頻繁にされていたのですね。

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