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大阪水曜ほっと集談会一世です。
私たちの自助グループでは立ち直り、回復のプロセスとしてヘルパーズ・プリンシプル(助力者原理)を引用しています。
森田博士は晩年、原理原則ではなくシンプルに犠牲心の発動という表現をされています。
自助グループにおける世話役活動は、義務や利益ではなく自分が立ち直ったのだから、
今苦しんでいる人々にも、手を差し伸べたい、どうか立ち直ってほしいという気持が自然に沸き起こるというような意味合いでしょうか?
世の中には人のためと言いながら、
実は自分の承認欲求を満たそうとする動きや広告的な利益誘導を感じます。
そこには自分は、そういう悩みや不幸に遭わないという根拠のないおごりを感じます。
明日は自分もそうなるかもしれないという想像力を常に働かせておくことは大切なことではないでしょうか>
以前にスーパーボランティアと呼ばれた尾畠春夫氏の言葉を読んで、
自助グループ活動に携わる一人の人間として肝に銘じたい言葉があります。
以下記事から紹介します。
やっぱりさせていただいているという意識が大事。
だから、活動先で物品、飲食など対価は全く受け取らない。
爪楊枝一本だって受け取らない。
勧められるけど、その誘惑に負けそうになったこともないね。
自分で初めに決めたことだから。
明日は我が身です。
たとえば明日、大分で災害があるかもしれない。
2024.12.23 一世