大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨日所用で神戸を訪れました。
神戸は学生時代の4年間を過ごした街です。
三宮の地下街を歩きながら大きなクリスマスツリーを見たりウインドーショッピングをしました。
ふと40年以上前の青春の日々と森田療法に出会っていなかったらという複雑な思いが、こみあげてきました。
10代で森田療法の恩恵を受けた私は、ありふれた言い方ですが普通の若者としての学生時代を生きることができた。
アルバイトをしたり仲間と飲みに行ったり、映画をみたり、コンサートや学園祭に行ったり、時にはデートをしたりする普通の若者だった。
この普通であることが普通ではないということを後に自助グループ活動で学んだ。
一つ間違えば努力方向の誤りから自分を変えることに終始エネルギーを費やし、
何十年も社会とのつながりを拒否して、自分の世界に閉じこもっていたかもしれない。
森田療法によって神経質な私は魂を吹き込まれたと言えるのかもしれない。
※今日の森田博士の言葉
ともかくも、もっとも大切な心がけは、素直な心、
「自然に服従し境遇に従順なる心」で、
自分の自然の感情を、強いて反抗せず抑圧せずに、
そのまま我慢忍受して、
周囲の境遇・自分の分相応のことに従順ということを忘れてはならないのであります。
2024.12.3 一世