大阪水曜ほっと集談会一世です。
昨日職場で良かれと思って先回りしてやったことが批判され、朝からずいぶん嫌な思いをしました。
その時にハッと気がついたことがあります。
課題の分離ができていなかったということです。
自分の担当ではなく、責任がないのに経験から若い担当者の領域に踏み込んでしまったことのしっぺがえしです。
神経質のとらわれについて、振り返って考えますと、過剰に他人の問題まで自分で抱えていた事に気が付きます。
家族の問題や職場でも、必要以上に責任感を感じ、取り込みすぎて疲弊したことは、数知れずです。
それは、やはり神経質特有の心配性と強迫観念に深い関係があるように思います。
いわゆる取越苦労です。
これは、本当に両刃ですね。
そういう意味でも、神経質性格について考えるうえで、アドラーの唱える※課題の分離という発想から、様々なヒントをもらいました。
※人間関係の問題が起こったときに、それは自分の課題なのか相手の課題なのかを明確にすることで、悩みやトラブルに巻き込まれないようにする一つの手法です。
自分の課題なのか相手の課題なのかを見極める一つの方法はその課題の責任を負うのは最終的に誰か、その課題に対して最終的に判断し結論を出すのは誰かということです。
神経質者は真面目で責任感が強い。
そのため必要以上に他人の問題まで自分の責任のように考えて行動していないか、点検することも必要だと思います。
そのことだけでも少しは神経質症状の苦しみが軽減されるのではないかという気がしています。
2023.9.11 一世