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大阪水曜ほっと集談会一世です。
WBC監督として世界中に衝撃を与えた、
栗山英樹氏の『信じ切る力』を読ませていただいた。
久しぶりに良書に出会った気がした。
この書は野球を題材にした普遍的な人間学であると思った。
メニエール病を持ちながらいつも前を向いて生きてこられた姿に感動した。
病は違えど、神経質症との向き合い方にも参考にさせていただいた。
私より1才上の同世代、それにしても魅力的な人である。
森田療法で言われる自己内省が至る所にあふれていて学びの宝庫である。
あのWBCの優勝は、強い信念と緻密な計画そして選手を家族のように信じ切る力がもたらした必然的な結果だと思った。
野球が好きだ、野球が上手になりたいという純なる心が栗山英樹氏の原点である気がした。
※今日の心に響く言葉(栗山英樹氏著・信じ切る力・講談社より)
人を信じて、心の底から信じ抜いて共に前に進むことは、
どれだけ己の心の中に穏やかさ、嬉しさ、
喜びを与えてくれることか。
どんな結果だとしても、その真実の思いは必ず相手に伝わっていきます。
それは時間がかかるかもしれない。
それこそ自分がいなくなってからかもしれない。
ただ、その本物の真心はいつか必ず力を与えてくれます。
そう思えるなら、こんなに幸せなことはないはずです。
そんなきれいごとで世の中、渡れないと言われるかもしれない。
それでもいいじゃないですか。
自分の真心を示す、
これ以上素敵な生き方はないと思っています。
私がここまでで学んだ大切な宝物です。
私は栗山英樹氏は、プロ野球監督というかたちを借りたすばらしい教育者だと思うのです。
そして森田博士も精神医学者という名の教育者であられたと思うのです。
真の教育者から学べる私たちは、心底幸せであると思うのです。
2025.2.25 一世