
大阪水曜ほっと集談会一世です。
私のような一介のサラリーマンで平凡な人生を送ってきた人間でも、
森田療法に学びつつ日々の生活を大切にすることを繰り返している中で、
それなりの気づきを得ることができた。
本日も朝5時から自己と向き合いすぎてトーストが丸焦げになった。
それぐらい全身全霊で集中しているのである。
以前の私は雑念が気になって、5分も机に座れなかったのである。
表面的な評価や成功にとらわれてあくせくしていると人生はあっという間に過ぎていくのである。
私たちが心と呼んでいる世界には意識された自己と意識されていない自己があるような気がする。
自分は責任感が強い、仕事が好きだという気持ちを表層の自己とすれば嫌われたくない、社会から落ちこぼれたくないというのが深層の自己である。
表層の自己を本当の自己であると偽って生活を続けることで、知らず知らずの内に無理が生じる。
結果として自己を欺くことになり、人間関係がうまくいかなくなる。
そればかりか理由もない落ち込みや体調不良なども起こる。
心は欺けても体は正直である。
最近私は職場でもプライベートでも若い人たちにはっきりと物を言う。
嫌われても構わないからである。
たとえ嫌われても相手の成長やスキルアップにつながることであればそれで良いと思うのである。
私が今の仕事を現役で続ける時間はもう限られているだろう!
次を担う若い世代にできることは、嫌われても良いので本当のことを伝えることである。
以前にも投稿させていただいたが、もう一度言いたい。
森田療法は縦に深く学んで欲しい。
これを森田博士は、自覚と表現されたと私なりに認識している。
他者との比較相対から離れて、自己を深く掘り下げることで心の水脈にたどり着くのである。
しかしこのような人は、本当に苦しみ抜いた人で稀である。
症状から解放されるといつの間にか、どんどん森田療法を横に学んで森田理論の過剰な習得や教え魔に豹変するのである。
今日はかなり辛口なことを書いた。
わかっていただける方にはわかっていただけると思うが、
そうでない方は読み飛ばしていただきたいと思う。
※今日の森田博士の言葉
今この自覚ということについて、少し注意すべき事は、
自覚はただ自己の本性を正しく深く細密に観察認識しさえすれば、
それでよいのである。
やりくり手段はいらない。
ただ認めさえすればよい。
これが最も大切なことで人の思い違いやすいところである。
2025.2.23 一世