(ツリガネニンジンが咲いています)
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今朝の朝刊の「談話室」・読者のコーナーは
テーマ投稿・「日記」です
大窪正宏さん(79)は
妻の葬儀が終わってから日記を書き始め18年になる
久しぶりに日記を開くと最初の頃は
「何かをする力が出ない」と無力感を嘆き
「なぜ お母さんの病気に気付かなかったのか」と
自分を責め、
「どうして先に逝ったのか」と
妻に問う言葉が繰り返し出てくる
文字がところどころ滲んでいるが
泣きながら書いたのであろう
(・・・途中略・・・)
3回忌を終えた頃には
「お母さんが笑顔で見守ってくれているので
穏やかな日々を過ごしているよ、ありがとう」
妻の死からどのようにして立ち直るかは
人それぞれであるが私は妻への思いを日記に
書き続けたことによって深い悲しみから
脱することができた
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佐藤美佳さん(55)は
小学5年のとき、隣の席の男子を好きになり
頭の中は彼のことばかり
容姿に強いコンプレックスがあり内気だった私は
ハンサムで女子に人気の彼に気持ちを伝える勇気はなく
友達にも話せなかった
ある日、彼のことを日記に書こうと ひらめいた
日記帳を前にすると思いが せきを切ったようにあふれ
あっと いう間に7ページも書けた
今日は消しゴムを貸してくれた
好きなテレビの話で笑い合った だのと
書いては幸せな気分だった
だが、ある晩の夕食時に母が
「隣の席の子が好きなんやね」と ひと言
あれを親に読まれていたなんて恥ずかし過ぎる
数日後、個人面談の後に担任も
「○○君が好きなんだって、応援するよ」
日記は止めた!
子供の心に土足で入り込む無神経な大人には
ならない、と決意したが、親となって20年以上
あの日の決意を守れている、とは言い難い
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さて自分は?
小学生の頃の夏休みの宿題で絵日記を 書いた
夜になると母に いつも今日の絵日記は書いたの?と
そんな こんなで夏休み中は毎日絵日記を書いた
佐藤美佳(投稿者)さんが
「子どもの心に土足で踏み込んで来る大人は・・・」
自分も経験している
中学生の時、友達の紹介で
初めて文通なるものをした
岡山県の同い年の女の子
字が凄く上手で憧れてもいた
写真も送られてきた
写真はとても賢そうで可愛い子だった
ある時、その子から来た手紙を
祖母に読まれてしまった、
祖母は好きだったから・・
何も言えず、悩んでいた
でも、いつごろからか、
その子のことが嫌いなった
手紙にはいつもいつも自慢話ばかりになっていたから
最初は憧れていたけど・・
鼻につくようになって自分から
「さようなら」しました
今は公開日記・ブログを書いているなんて・・
信じられないくらいです!
(ツリガネニンジン)
令和6年8月6日 市内散歩にて