浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

五十路過ぎ振り返り見ば
我が人生罪と恥との
積み重ねなり

「講演集」より。

2014-06-05 03:05:32 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   ~ 恩師の御著書「愚か者の独り言」より ~


               講演集 一


       「真の神様はお金を必要とされない」


よく神様にお金をあげなさいという宗教がありますが、
あれは皆おかしい。ほんとうの神様から見るとおかしいことです。
今この世にある殆どの宗教は、お金をあげることになっています。
あなたの罪を私がお金で買ってあげましょうと言って
神様が取ってくださるならたくさんお金を上げたらよろしいが、
神様にお供えしたお金は、皆人間が使い、
そして組織が使っております。
マンモス宗教の偉い人は、栄耀栄華を極め、走り回っております。
いい証拠として、
私は神様と名のる者を人間の身体の中に入れることができますし
悪霊も自由に入れられます。

或る時、
神と名乗る方を現実の肉体を持つ方の中に入っていただいたことがあります。
その神は、僅かの賽銭で多くの願いごとが聞き入れられるか、
とおっしゃいます。
しかしほんとうの神様ならば人間の肉体の中には入られません。
人間の中に入る神様は、偽者の神様です。
この辺りにも、いわゆる「拝み屋さん」というのがありますか?
神様が体内に入って来ると称して拝む人ですが、これは百パーセント
偽者と思って間違いありません。
それでは何が入って来るのかと言いますと、全部成仏していない霊が
入るのです。
悪い霊です。

そして何々の命(みこと)とか、何々の大神とか名乗ります。
この場合も悟っていない神だったので、
私の前でボロを出してしまいました。
「人の世界も神の世界も同じで、もっと賽銭を上げよ」と言うので、
「いやいやあなたは間違っている」と言っても聞き入れない。
物質としてただ現れているものを、どうして神が求められますか。
こんなお金などは必要とされない筈です。
お金はただ一時現れては消えていく姿です。
私達のこの肉体でさえオギャーと生まれて五十年、百年のうちには
消えていくのです。
そして又新しい命が生まれては、又消えていき、新陳代謝を繰り返し
ています。

私達自身が大いなる神のご神体の細胞の新陳代謝を起こしているわけです。
古いのは滅んで新しいのが生まれて来る。
神様の身体の中で新陳代謝を起こしているのが、私達の身体なのです。
自分は死んだ後に、子や孫が生き代わっていくのが定めです。
絶対に死なないという人はありません。
お金を必要とする神様は偽物者と思ってください。
お宮にしろお寺にしろ、又さまざまの宗教にしても、
お金を上げなさいと言って献金とか玉串料とか
お賽銭とかいうことがあります。
しかし、それは神の名を使ったごまかしのようなものです。
本当の神様はお金をお使いになりません。
必要とされないのです。
お札はお足といいますが、流通しているお札の期間というのは、
ほんとうに短いのですよ。
全部現れては消えているのです。
お日様は一銭の請求もされないし、
また神様も一銭の請求もされません。
結局神や仏に上げたお金を使っている人間が問題です。


               ~ 感謝・合掌 ~





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする