~ 恩師の御著書「愚か者の独り言」より ~
講演集 一
「仏壇には感謝の心を供える」
お仏壇についても同じことが言えますね。
仏様にお供えしたあとお下がりをいただきますが、
ご先祖様の好物であっても、
それが自分の嫌いなものであれば、
お供えはしないです。
自分の好きな物を買ってきて供えています。
ほんとうのお供えというのは、
たとえ自分の嫌いなものでも、
ご先祖様の好まれた物を差し上げることでしょう。
もしご先祖様がほんとうに召し上がったらかなわなし、
また文句を言うかもしれませんね。
供えるというのは、
ご先祖様への自分の感謝の心を供えるのです。
「ご先祖様、今日もこうしてご飯を炊かせていただきました。
これもご先祖様のおかげです」
といってお供えするその心ですね。
またお茶を沸かした時に、
日に一度お供えして感謝するのです。
~ 感謝・合掌 ~