~ 恩師の御著書「愚か者の独り言」より ~
講演集 一
「仏壇には感謝の心を供える」
先の続き・・・
先祖供養について、供養の最終目的というのは、
亡くなられたご先祖様が極楽に救われて下さることです。
仏壇の中にいてもらうのが最終目的とは違います。
或る宗教ではお位牌を作って、これが何とご先祖様の止まり木だと
言っていますが、こんな位牌に止まらされたらかないません。
小鳥みたいなものです。
では極楽に成仏していただく為にはまず喜んでいただかなくてはいけません。
安心していただかなくてはいけません。
例えば親の立場として、孫を授かれば祖父母の立場になりますが、
もし子供が苦しい思い、悲しい思いをしておれば、親としては
ほんとうに辛いです。
代われるものなら代わってやりたい、何とか幸せになってほしいと
思うのは親心ですね。
おじいちゃん、おばあちゃんもそれ以上の思いです。
またひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんは余計にいとおしいのです。
私達に対してね。
仏壇の亡き人の前で、日頃よく過ちを犯している方があります。
腰が痛いので治して下さいとか、夫婦仲が悪いから仲良くなるように
して下さい、また主人の根性が悪いから直してください。
と言って拝んでいる場合があります。
お嫁さんがお仏壇の前で主人の悪口を言ってはいけません。
そこのご先祖様が怒られます。
何を言っているのか、家に嫁に来て、うちのかわいい孫に対して何と
いうことを言うのか、というわけで、お嫁さんはもう失格ですよ。
私達子供らが、亡くなったお父さんお母さんに、私達はおかげで
こんなに幸せに暮らしております、夫婦は仲良くしております。
或いは、子供はこんなに健やかですと言って、
娘や息子が挨拶してくれたら、ほんとうに嬉しいです。
ああ有難いなあ、もう何も思い残すことはないと喜びます。
反対に、私達辛くてたまりません、何とかして欲しいと子供達が
言って来たとしたら、難儀だなあと思いますね。
~ 感謝・合掌 ~