恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
すべてを生かす力は「仏の心」
先の続き・・・
ただ行かせていただいて、コンピューターに話をさせてもらっただけです。
そこで私にも壊す力が与えられていたら、良かったにと思うのですが、
私には、ただ生かすだけの力、ただ癒すだけの力しか与えられていないのです。
破壊する力は私にはありません。
すべてを生かさなくてはいけない、その心こそ仏の心です。
もう私は羨ましがるのは止めよう、
その人その人に与えられた使命でなさっているのだから、
そういう力をほしがってはいけない、その時思わせていただいたのです。
この話しを福井でさせていただきますと、或るおじいちゃんが「それはおかしい、
そんなことはあるずがない」とおっしゃるのですね。
もしそうなら、機械が潰れた時はみな、私が「直れ」と言えば直るのかと言われるのです。
それで、「そんなことを言っても、機械を直す為に専門家がいるのだから、
故障すれば専門家が直せばいい、専門家がよう直さなかったら、
私が直させていただくのです」とお答えしたのですが、その後も随分逆らっておられました。
それで、「百聞は一見に如かずです。もしお疑いなら、私がその会社にご案内します。
会社の方からあなたの納得のいくように説明していただけると思います」
と言ったのです。
その時面白かったのは、コンピューターが直ったあと、二階でお茶を御馳走になったのですが、
「先生、ついでにこの株もちょっと上げておくなはれ」と言われたのです。
株券というのは今まで見たこともありませんでしたが、たくさん持ってこられました。
私は「はい、はい」と言って、光を入れておきました。
そうしますと、その年、何千万円かの赤字だったのが、株で儲かったお金で
借金を全部返して、まだ何千万円か残ったということです。
(会場に来ておられるご本人に「ほんとうですねえー」と先生が声を掛けられて大笑い)
何千万も儲かったのなら、その内の少しでも私に呉れたらいいのになあと思ったほどです(笑い)。
しかし、光を入れると現実にそうなるのです。
~ 感謝・合掌 ~