恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
悪口を止めると心が楽になる
「人のことを悪く言わない、悪く思わない」と心に決めますと、
とても心が楽になります。
他の宗教に関係ある話しは、一つの分かり易い例になりますが、
人の悪口を言うことは、自分の心を苦しめる一つの大きな原因になりますから、
そういう話は一切言わないと誓い過ちを人様の前でしゃべってしまいますと、
言われた人はつらいと思います。
本当の愛に目覚めたら、そういうことも恥ずかしくなってきますね。
私は今後何年生きさせていただくか分かりませんけど、他の宗教、宗教に関係ある方、
或いはお医者さん、先生と言われる方たちの過ちを指摘しないように頑張っていきたいと思います。
そういう話を一切しないと決めましたら、すごく楽です。
笑い話しみたいなものですけど、胃下垂で何も食べられず、
肥えられるはずはないのにと思いますが、これはまあ笑い話しみたいなものですね。
こんな笑い話しでも、お医者さんが聞かれたら、あいつは何をぬかすか、と
嫌な思いをされますから、今後は一切言いません。
「言わない」ということは、ほんとうに楽なものです。
人の悪いことを知っていても見ない。
そして思わない。
そして言わないようにすると、素晴らしい人生に変わります。
これは決心をして行った時、これほど楽なものかなあと分かりますから、
皆さんも一つ私の真似をしていただいて、どなたのことも悪く思わないようにして下さい。
いかに功徳が大きいか分かります。
人を悪く言い、悪く思うことは、自分を苦しめる原因となっております。
「己の心を苦しめてはならない。己を大切にせよ」という神の御心に従って、
私たちは自分自身を大切にしていきたいと思います。
自分を苦しめたら可哀そうです。
自分の心を苦しめて、どうして幸せになることができるでしょうか。
そんなことはできません。
しかもそれを知らなければ、平気で私たちは自分の心を苦しめます。
怒り、妬み、愚痴、これはもう法に縁がなかったら、日常茶飯事のように繰り返しております。
怒った結果として頂くものは、心の傷であり心の苦しみです。
~ 感謝・合掌 ~