恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
苦しみの原因を断つこと、その方法
先の続き・・・
仮にスモッグで心の中を真っ黒にしましても、
その外側も内側も何ら変わりはありません。
地球の周りがスモッグでとり囲まれても、
その外には太陽の光がさんさんと注がれております。
スモッグの層が厚くなりますと、太陽の光は遮られ、地球には届きません。
そのスモッグは太陽の熱、光と化学反応を起こして、光化学スモッグとなり、
目がチカチカしたり、皮膚がかゆくなったりします。
そこへ硫酸の雨が降って、
森林が全部枯れた場所というのが地球上にいっぱいあるそうですね。
テレビで映していました。
あれは人間が出したスモッグによって、
化学反応を起こして酸化した雨が降ってくるから、樹がみな枯れてしまうのです。
それと同じことが心の中で起こります。
神様の光がさんさんと注がれる中にあって、自分の心から出したスモッグに
よって、その神の光を遮って、通らなくしています。
スモッグによって完全に光は遮られますから、しかも化学反応と同じように
自分の心を腐食させるような作用も起きますから、このスモッグを出さない
ことが大事です。
次に、今度は法を学ぶことと、反省すること、そして自分が過ちを認めた時に
これに代わる償いの善き行いを積み重ねていくことです。
そのことによって魂が清められてきます。
スモッグが薄くなってきます。
雲間からサーッと太陽の光が射している光景を見られたことがあると思いますが、
あれと同じ状態が私たちの心の中に起こります。
その時、内なる神と外なる神が一体となってつながります。
私たちは皆神の御子です。
~ 感謝・合掌 ~