浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

自我越えて肉の己れを
捨し時 神と我とは
一つなる知る

「講演集」より。

2015-03-16 00:23:52 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

          恩師のご著書「講演集」より


              講演集、 三


        癌を克服し、悟って死を迎えた方の話


不思議なものでして、私は今この世にあって、しかも全く別の次元にいる
自分を自覚することができるのです。
あの世この世ともに生き通しているという自覚ですね。
このことがはっきり分かった時、もうこの世の肉体への執着など何も無くなります。
一切の恐怖もありません。
常に心は安らかです。

人として生まれた者は、どうしても死の恐怖、いつの日か死ななくてはいけない、
死んだらどうなるのか、恐いのと違うだろうかと思いますが、この恐怖を
持ちますと、必ず苦しいです。
次の話を聞いて、ノイローゼが治ったり、病気が治ったという例がたくさんありますので、
もう一度その話をいたします。

九十二歳になる私の母にいつもここで聞いてもらうのですね。
「今日の話は結構やった」と、良かったら褒めてくれますし、同じ話を繰返しますと、
同じ話を二度聞くのは長いものや、気いつけや」と言われますけど、
「皆様からのアンコールでもう一度聞かせほしいと
言われますので、辛抱して下さい」と言ったのです。
別にネタ切れではありません。
話は無限に出てきますが、そういう病気で苦しいお方もおいでになっているかと思いますので、
少しでも参考になさっていただければ有難いと思いまして、
敢えてそのお話をさせていただきます。


             ~ 感謝・合掌 ~



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