恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
自分の為に祈ってはならない
私はその行いによっていろいろなことを体験させいただき、
その中から正法、神理を体得させていただきます。
お釈迦様或いはイエス様がお説きになり、
今生、高橋信次先生がお説き下さいましたその法を、
自ら行った時に必ず結果が出ます。
自分自身が心を正すことなく、どれほど祈りましても、
お参りしましても、功徳は一切ありません。
「祈り」というのは、自分の為に祈ってはなりません。
祈って許されるのは、「光をお与え下さい」
「未熟な私をどうぞ間違いなくご指導下さい」そして、
あとは「感謝」です。
これは祈りとして許されます。
しかし、金儲けさせて下さい、商売繁盛させて下さい、
病気を治して下さい、という祈りは、無理というものです。
理に合いません。
こういう無理は、神様はお聞き届けにならないのです。
他の方の幸せを願う祈りは聞き入れられます。
「心行」に書かれているように、
「祈りとは神仏の心と己の心との対話であると同時に、
感謝の心が祈りでもある」のです。
「神理に叶うた祈りの心で実践に移る時、
神仏の光はわが心身に燦然と輝き、
安らぎと調和を与えずにはおかない」―――
これは正に神理だと思います。
そして行った時、これは間違いなく神理だということを
自ら納得させてもらいます。
~ 感謝・合掌 ~