恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
テープ、機械、おやつの喜捨
明日はお仕事があるので、四時には帰られますが、
こんな短い時間の出会いの為に東京から来て夜通し寒いのに
家の外で待っていただいて、
ほんとうに感謝と申し訳なさとでいっぱいです。
ほんとうに有難いことです。
先程、ついテープのことを忘れまして、一生懸命お喋りしていました。
次からはちゃんと九十分で止めますから、
又忘れていたら言ってください。
この度A様から皆様の為にと、
大変高価な放送設備とダビング設備の尊いご喜捨を頂きました。
至らないお話をこうして次から次からテープにとり、
それを買っていただいて、
しかもすばらしい機械ですから、声は抜群です。
「先生、いい声ですねえ」と言われますが、
私の声は良くないのです。
機械が良いのです。
有難いことで、今お話させていただいたのが、
次々とダビングしていただけます。
これもみなA様と、
ダビングに無償のボランティアをしていただく皆様のご好意です。
今日は初めて集まって下さった方も多いことですので、
ちょっと説明させていただきます。
この会場に集まっていただいた方から五百円ずつ頂戴しました。
私も毎回皆様と同じように五百円出させていただいております。
この五百円は会計さんがちゃんと管理して下さって、
年末の助け合い運動その他に使っていただきます。
この機械代と最初の一回目のテープを買っていただくようにしてもらっています。
私が会費を集めて儲けているのではありません。
どうぞ、その点はご安心下さい。
私のポケットには一銭も入らないシステムになっております。
では、このおやつはどこから出るのかと言いますと、
心ある方々からご喜捨いただいております。
毎回五十人から二百人分用意させていただくのですが、
今日も嬉しいことに、その数が足りませんということで、
ご迷惑をおかけしたかと思います。
次回からもっと買わなくてはいけませんが、人さまの善意です。
喜びを捨てていただく教えそのままに実践していただいております。
~ 感謝・合掌 ~