~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第五、 彼岸に至る道の章
14、学生ウダヤの質問
1105、ウダヤさんがたずねた、
「瞑想に入って坐し、塵垢を離れ、為すべきことを為しおえ、
煩悩の汚れなく、一切の事物の彼岸に達せられた(師)に
おたずねするために、ここに来ました。
無明を破ること、正しい理解による解脱、を説いてください。」
1106、師(ブッダ)は答えた、
「ウダヤよ。愛欲と憂いとの両者を捨て去ること、
沈んだ気持ちを除くこと、悔恨をやめること、
1107、平静な心がまえと念の清らかさ、
―――それらは真理に関する思索にもとづいて起こるものであるが、
―――これが、無明を破ること、正しい理解による解脱、であると、
わたくしは説く。」
~ 感謝・合掌 ~