浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

父母に大恩受けし我なるに
報いきれなき我が身悲しも

「ブッダのことば」より。

2017-07-20 23:39:43 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
           第五、 彼岸に至る道の章 

         16、学生モーガラージャの質問

1116、モーガラージャさんがたずねた、
       「わたくしはかつてシャカ族の方に二度おたずねしましたが、
       眼ある方(釈尊)はわたくしに説明してくださいませんでした。
       しかし『神仙(釈尊)は第三回目には説明してくだる』と、
       わたくしは聞いております。

1117、この世の人々も、かの世の人々も、神々と、
       梵天の世界の者どもも、誉れあるあなたゴータマ(ブッダ)の
       見解を知ってはいません。

1118、このように絶妙な見者(みて)におたずねしようとして
       ここに来ました。
       どのように世間を観察する人を、死王は見ることがないのですか?」

1119、(ブッダが答えた)、
       「つねによく気をつけ、自我に固執する見解をうち破って、
       世界を空なりと観ぜよ。
       そうすれば死を乗り超えることができるであろう。
       このように世界を観ずる人を、〈死の王〉は見ることがない。」


                ~ 感謝・合掌 ~








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「ブッダのことば」より。

2017-07-20 01:15:14 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

 
           第五、 彼岸に至る道の章 

           15、学生ボーサーラの質問

1112、ボーサーラさんがたずねた、
       「過去のことがらを説示し、悩み動揺することなく、疑惑を断ち、
       一切の事物を究めつくした(師)におたずねするために、
       ここに来ました。

1113、物質的なかたちの想いを離れ、身体をすっかり捨て去り、
       内にも外にも『なにものも存在しない』と観ずる人の智を、
       わたくしはおたずねするのです。
       シャカ族の方よ。
       そのような人はさらにどのように導かれねばなりませんか?」

1114、師(ブッダ)は答えた、
       「ボーサーラよ。
       すべての(識別作用の住するありさま)を知りつくした全き人(如来)は、
       かれの存在するありさまを知っている。
       すなわち、かれは解脱していて、そこをよりどころとしていると知る。

1115、無所有の成立するもとを知って、
       すなわち『歓喜は束縛である』ということを知って、
       それをこのとおりであると知って、
       そこから(出て)それについてしずかに観ずる。
       安立したそのバラモンには、この〈ありのままに知る智〉が存する。」


                ~ 感謝・合掌 ~






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