浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

日日に神の御胸に抱かれて
光の国に住める嬉しさ

「ブッダのことば」より。

2017-07-07 23:19:23 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
           第五、 彼岸に至る道の章 

           7、学生ウパシーヴァの質問

1069、ウパシーヴァさんがたずねた。
       「シャカ族の方よ。わたくしは、
       独りで他のものにたよることなくして大きな煩悩の激流を
       わたるこことはできません。
       わたくしがたよってこの激流をわたり得る〈よりどころ〉を
       お説き下さい。あまねく見る方よ。」

1070、師(ブッダ)は言われた、
       「ウパシーヴァよ。よく気をつけて、無所有をめざしつつ、
       『何も存在しない』と思うことによって、煩悩の激流を渡れ。
       諸々の欲望を捨てて、諸々の疑惑を離れ、妄執の消滅を昼夜に観ぜよ。」

1071、ウパシーヴァさんがいった、
       「あらゆる欲望に対する貪りを離れ、無所有にもとづいて、
       その他のものを捨て、最上の〈想いからの解脱〉において解脱した人、
       ―――かれは退きあともどりすることなく、
       そこに安住するでありましょうか?」


                    ~ 感謝・合掌 ~



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