浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

父母に大恩受けし我なるに
報いきれなき我が身悲しも

「御垂訓」~心の扉~

2018-12-15 00:53:37 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:感謝の心を持つ時間は
          安らぎの時間

 
先の続き・・・

自分が物を買えるだけの
お金を持っていて、
しかも買いたいものを
売ってくださる人がいる。

こうした世の中の主張は
人と人との出会いや
約束事に対する
感謝の気持ちは
大事なことです。

お金を払ったからと言って、
済むことではありません。
誰もが私利私欲だけで
動いていれば社会は混乱し、
破局を迎えます。

心ある人が心ある仕事を
してくださるから世の中は
動いていくのです。

いくらお金を持っていても、
多くの人々の力なしには、
生きていけません。

そこに感謝の心が
生まれるのです。
人の心は不思議なことに、
一度に一つのことしか
思えないのです。

私は器用だから
一度に二つ思える、
と言われるかもしれませんが、
そんなことはありません。

ああ、楽しいな、悲しいな、
とは思えません。
腹が立つな、幸せだな、
とも思えません。



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「御垂訓」

2018-12-15 00:25:10 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


     講演 八

 「実在の世界にあって諸々の諸霊を
          善導する光の天使なり」

先の続き・・・

過去はもう過ぎ去ったもので、再び帰ってきません。
過去は死んだ出来事です。
辛いことも、嫌なことも、情けないことも、
すべて再びは帰ってきません。
しかも、「今」という瞬間を通して、
すべて過去へ過去へと遠のいていっているものです。
それを、いつまでも心の中に過去の苦しみを持続して
「あの時、あの人に辛い目に合わされた、
あれを許したら、私の生き甲斐がなくなる」と言って、
恨み続けている方もあります。

しかし、過去はすべて死んでしまった出来事で、
再び帰らないものであり、また未来はまだ来ていません。
未来はこれから進む世界です。
私たちのこれから先の世界が未来です。
あるのは今しかないのです。
この今をどれだけ自分の心を豊かに生きるか、
今という一瞬一瞬をどれだけ神様の御心を実践していくか、
どれだけ神様を愛するかです。

神を愛するということは、
神の御心を自分が実践させていただくことです。
この実践は他を生かします。
他を育てます。
神様は私たちを、「いとしきわが子よ」と言って、
私たちが神の御胸に帰るのを待ち望んで下さいます。
肉体を持たせていただいている今も、
神の御胸の中に帰れます。
日々に神の御胸にいだかれて光の国に住めるうれしさ


   ~ 感謝・合掌 ~


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