「御垂訓」～心の扉～

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―１

主題：心の調和　

おはようございます。
長尾弘です。
夢の時代と言われてきた二十一世まで、
あと十年、時代は益々テクノロジーに
支えられるようになっています。

テクノロジー、科学技術ですね。
この科学技術の進歩が
あまりにも目覚ましいために、
どうかすると科学技術と経済
つまり、お金ですが、
この二つさえあれば、
人間の未来が約束されているように、
信じる人もあるようです。

しかしそれでは人間が
人間であるための最も大切な心、
心はどうなるのでしょう。

世の中の進歩につれて、
起きてくる公害問題や貿易摩擦、
国際問題などは、
すべてこの心を忘れ、
置き去りにしてきたことから始まります。

今日はその心についてお話しましょう。
暫く前から健康ブームと
いうことが言われます。
ただ夢中で仕事をするだけでなく、
健康について振り返って
見ようというわけです。

ジョギングやマラソンから
アスレチックやエアロビクスなど、
様々な方法で
多くの人が健康を保つ努力をしています。

「御垂訓」

～　恩師の「心行の解説」上巻より　～

　　　講演　九

「心行は深遠にして森厳なる神理でございます。
私なりに理解させていただき、
自分の感じるままにお話しさせていただいておりますが、
間違いがあるかも分かりません。

そこは徹底的に疑問の追求をしていただいて、
間違いか本当かということを
明らかにしていただきたいと思います。
「神仏と表裏一体の諸霊は　光明に満ち」
神仏と表裏一体の諸霊とは、いったいどういう
お方でしょう。

神仏と表裏一体、この紙一枚見ましても、
紙には表と裏がございます。
表が神様なら、裏が表裏一体になられたお方、
神仏と一つになってしまわれたお方ですね。
こういう諸霊は光明に満ち、光り輝いておられます。
仏教ではこのような方を如来様とか菩薩様とか
言っています。

仏像はみな黄金に造られております。
みなと言いましても黒い仏像もありますけれど、
仏像には黄金を塗って、後ろに後背と言いまして光が
つけてあります。

これは光明に満たされておられるお姿を彫刻し、
或いは絵画として描いたものですね。
そういうふうに神様と表裏一体までご自分を
高められたお方、光り輝くお方、或
いは光明燦然たるお方が、
つまり如来、菩薩様です。


　　～　感謝・合掌　～