浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

我れ食べず人に施す母の愛
幼き我に布施教えらる

「御垂訓」~心の扉~

2018-12-20 05:03:15 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より

心の扉―1

主題:心の調和


先の続き・・・

我々はお母さんのお腹から
生まれてきた者に間違いありません。
では、心は、魂はどこから何のために、
この世にやってきたのか、

この世というのは、それを発見し、
更に磨くための研修会場だと思って下さい。
お茶や、お花、それに絵や、
俳句の教室に通わなくても、
この世に生きていることそれ自体、
すでに尊い研修の場なのです。

では、一体その研修の場、
この世で何をするのかといいますと、
お互いに手を取り合って、
助け合い、補い合いながら、
調和することが目的です。

この調和、
音楽のほうではハーモニーと
言う言い方をしますね。

一人一人が出す声や音が
一つになって美しいハーモニーが
生まれます。
一人でも心が外へ向かっていれば、
全てはぶち壊しになってしまいます。
この世は大きなハーモニー、
つまり調和で成り立っているのです。

ハーモニーを乱せば
美しい音楽にならなくて、
傷ができるように、
この世の調和に背けば、
それだけの裁きがあります。

病気も、貧乏も、
全ての不幸は調和から
はみ出したところから生まれます。
生きていく上での調和とは、
お互いに助け合い、
他を生かすことから始まります。
広い意味での愛ですね。



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「御垂訓」

2018-12-20 04:35:49 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


       講演 九

    「実在の世界にあって諸々の諸霊を
             善導する光の天使なり」

先の続き・・・

なぜかと言いますと、
実際にあって実在するものであれば、
この花はいつまでもここに
いなければいけないのですね。
ところが時間が経てば、
この花は必ず萎れていきます。
そして、やがてこの世から
消え去ってしまうのです。
この花だけではありません。
この花瓶もそうです。

堅いものだからいつまでも
あるかと思いますが、
この花を生けかえる時に
ちょっと手がすべってしまえば、
下に落ちてこわれてしまい、
この世から花瓶としての
生命が消えてしまうのです。

次に、私たち人間を見ましても、
この世に生まれて肉体をいただき、
五十年、百年の時間が過ぎれば、
全部消えていってしまいます。
この世はまさに無常なる世界、
形として現れた現象世界と
呼ばれている世界ですね。


       ~ 感謝・合掌 ~



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