浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

我れ食べず人に施す母の愛
幼き我に布施教えらる

「御垂訓」~心の扉~

2018-12-06 02:02:16 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご講演ラジオ放送より
心の扉―1

主題:人に尽くせば幸せな出会いがある。


おはようございます。
長尾弘です。
爽やかな朝のひと時
ご一緒に心にも夜明けを
迎えましょう。

さて、たいていの人は
自分のことは他人に
言われるまでもなく
自分が一番よく知っている
と思っていますね、

しかし、本当にそうでしょうか。
本当に自分が見えているでしょうか、
食べ物の好みや
今朝は何時に
起きたかということなら
他人よりよくわかっているでしょうが、

そんなことで自分を
知っているとは言えません。
自分がどんな人間なのか
これまでにどれほどの
悪を重ねているか、また、
良いことを積み重ねたか、
気づく人はほとんどないのです。

その自分さえ知らない人間に
人を知ることはできません。
ほんの少し、
例えば自分を一つだけ
知ることができれば
人の心を一つ知ることができます。

自分を二つ知れば
人の心を二つ知ることができます、
自分を十知った時、
人の心も十知ることが
できるようになっているものです。
それ以外は
知っていると思っているだけです。



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「御垂訓」

2018-12-06 00:50:08 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 ~ 恩師の「心行の解説」上巻より ~


                 講演 八

   「この段階は神仏の心と己の心の調和度による
          光の量の区域なり」

先の続き・・・

或る人が極楽に行きますと、
赤い舌がいっぱい干してあるので尋ねたのですね。
「これはいったい何でございますか」
すると、「これは坊主の舌だ」
「へえー、なぜ舌だけ上がってきたのですか」と聞きますと、
「坊主というのは口で有難いお経を唱え、口で有難い説法をして、
この舌が徳を積んだから、舌だけが極楽へ上がってきたのだ」

そこでまた尋ねたのですね。
「それではそのお坊さんはどこへ行かれましたか」
「坊主は欲と何やらに狂って、することがなっていないから、
みな地獄へ行っておる」と。
これはお坊さんが話されたことを取り次いただけでございます。
私が言ったのとは違います。


          ~ 感謝・合掌 ~


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