浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「御垂訓」

2019-05-03 00:22:37 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~


八百萬の神は日本古代の神話の神々から始まったもので、
もちろん仏教伝来以前からあります。
権力争いによって相手を倒し、
倒された人々の祟りを恐れて神社を建立し、
神として祀った神が日本にはたくさんありますが、
権力者ですから立派な社を建てることができます。

相手を殺しておいてその祟りが恐ろしくて、
神として祀り祈るのは人間の良心の呵責に対する
エゴの現れでもあります。
以前に読んだ祝詞ですが、
神前では宝のお経といわれる祝詞の中の一節に、
母が子を犯し、
子が母を犯すというのがあって大変驚いたことがありました。
古代社会における近親相姦の風習がうかがえるところで、
これは正法とは全く違った信仰であったはずです。



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