オサンポ walk - サンポ文学 第二十六話 The story of walking No.26

2022年05月03日 | 日記

ヒルザキツキミソウ、と言う花の名前を覚えたのは、その一つの花の中に、桃色と白と黄色の三色の姿を見知ってから数年の後であった。

大きく一番花が開いた時は、4〜5センチほどにもなると思うが、そのやさしげな色合いから圧などは感じない。葉の大きさは花より小さく添え物のようになっている。

全体の様子が自分好みだと覚えが早くなる。花を一度覚えたらアチコチで見つけられるようになった。大抵は初夏のころだが、早い時は五月にはもう会えたりする。

彼らはハナニラより、もっと花壇で会うことが少ない。ほとんどが道端や街路樹の根元、歩道のガードレール下にあるスキマなどに、一列に行儀よく並んで咲いている。

 

先日のこと。結構な数の花が段差のある道路脇にもう咲いていた。写真を撮っていると、声をかけられた。「なんと言う名前の花ですか?」

「ヒルサキツキミソウです」この私が花の名前を答えているなんて! と、遠い目になってしみじみとしたが、ヒルザキなのにヒルサキと言っていた。昼に咲くから、と覚えていたのが仇になったようだ。

今度訊かれたら、正確に答えよう。「ヒルザキツキミソウです」

The story is about...

I like a flower of pink evening primrose. I had a few years to remember the name of it. The flowers are found in a edge of pavement rather than a flowerbed. The flower looks lovely, it has three colours, pink, yellow and white, kindly.

*not sure about my English...

💙💛

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