「整理券が出た」「チケットを買うのにも、入館するのにも行列」「すごい人で肩越しにしか見ることができなかった」「6時以降は空いていると思っていったのに、仕事帰りのサラリーマンで一杯だった」「閉館間際も混んでいる」「4時5時がやや空いているらしい」「みんな、そんなに美術が好きでしたっけというほど人が多い」等々、友人から噂を聞く「北斎展」。
私は今日から公開の応為の「吉原格子先之図」を見たくて出かけた。朝井まかてさんの「眩」の表紙の絵の。
閉館二時間前に入ったが、かなりの人で、肩越しに作品を見る。だいたい閉館30分前は、展示室の前半部分が空くものだが、全然空かない。見たかった「吉原格子先之図」は、ずっと人だかりだった。
「大英博物館 国際共同プロジェックト 北斎 -富士を超えて-」 2017年10月6日-11月19日 あべのハルカス美術館
富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 富嶽三十六景の三大役物の一つ。<ちなみに残りの二つは赤富士(凱風快晴)、黒富士(山下白雨)>大胆な構図と波頭の表現がすばらしい。波頭の意匠がおもしろいと思っていたら、映像で1/5000秒で波頭の写真を撮ると、北斎の描くのと同じ爪のような波頭が撮れると言っていた。北斎恐るべし。
李白観瀑図 縦線でダイナミックに表す滝と丁寧に描かれた静かにたたずむ李白の対比がいい
雪中虎図 雪の中を跳ねる虎。虎が私はあまり好きではない
●千絵の海 総州利根川 網を通して向こうの景色が見えるなんて。細かい。
●富嶽三十六景 駿州江尻 突風が吹いたのがすごくわかる
●百人一首うばがゑとき 春道列樹 富嶽三十六景 遠江山中と同じように大きな木をのこぎりでひく構図がいい。
●諸国瀧廻り 和州吉野義経馬洗滝 滝のうねる構図が好き。岩や馬の赤い色がアクセントになっている。
●肉筆画帖 画狂老人卍筆の字が見える
●吉原格子先之図 応為 部屋の明かりが暗闇を照らす様子が好き
●菊図 菊が美しい。
●濤図 周りの縁も美しい。波は周りの薄い緑から中央へ向かって濃い青になり波が渦巻くことで奥行きを感じる。
北斎は上手いなあ。どうやってあんな構図を思いつくのだろう。そして、肉筆画の色の美しいこと。また、晩年まで描き続ける北斎に脱帽。富嶽三十六景の三大役物、応為の肉筆画三点(応為の肉筆画は10点も現存しないらしい。北斎に劣らずうまい!)を見ることができて満足。
私は今日から公開の応為の「吉原格子先之図」を見たくて出かけた。朝井まかてさんの「眩」の表紙の絵の。
閉館二時間前に入ったが、かなりの人で、肩越しに作品を見る。だいたい閉館30分前は、展示室の前半部分が空くものだが、全然空かない。見たかった「吉原格子先之図」は、ずっと人だかりだった。
「大英博物館 国際共同プロジェックト 北斎 -富士を超えて-」 2017年10月6日-11月19日 あべのハルカス美術館
富嶽三十六景 神奈川沖浪裏 富嶽三十六景の三大役物の一つ。<ちなみに残りの二つは赤富士(凱風快晴)、黒富士(山下白雨)>大胆な構図と波頭の表現がすばらしい。波頭の意匠がおもしろいと思っていたら、映像で1/5000秒で波頭の写真を撮ると、北斎の描くのと同じ爪のような波頭が撮れると言っていた。北斎恐るべし。
李白観瀑図 縦線でダイナミックに表す滝と丁寧に描かれた静かにたたずむ李白の対比がいい
雪中虎図 雪の中を跳ねる虎。虎が私はあまり好きではない
●千絵の海 総州利根川 網を通して向こうの景色が見えるなんて。細かい。
●富嶽三十六景 駿州江尻 突風が吹いたのがすごくわかる
●百人一首うばがゑとき 春道列樹 富嶽三十六景 遠江山中と同じように大きな木をのこぎりでひく構図がいい。
●諸国瀧廻り 和州吉野義経馬洗滝 滝のうねる構図が好き。岩や馬の赤い色がアクセントになっている。
●肉筆画帖 画狂老人卍筆の字が見える
●吉原格子先之図 応為 部屋の明かりが暗闇を照らす様子が好き
●菊図 菊が美しい。
●濤図 周りの縁も美しい。波は周りの薄い緑から中央へ向かって濃い青になり波が渦巻くことで奥行きを感じる。
北斎は上手いなあ。どうやってあんな構図を思いつくのだろう。そして、肉筆画の色の美しいこと。また、晩年まで描き続ける北斎に脱帽。富嶽三十六景の三大役物、応為の肉筆画三点(応為の肉筆画は10点も現存しないらしい。北斎に劣らずうまい!)を見ることができて満足。