ささやかな幸せ

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「ニッポンの写実 そっくりの魔力」

2017-12-20 20:41:09 | 美術鑑賞
 今年最後の美術展鑑賞。

「ニッポンの写実 そっくりの魔力」 2017年11月23日-2018年1月14日 奈良県立美術館

右 玉子にスプーンA 上田薫 玉子の黄身や周りの風景が写るスプーンなど、とにかくリアル


右上 チューリップ 須田悦弘 高い所にあるので見逃さないで。チューリップの影もごちそう。
左上 自在深山鍬形(雄) 満田晴穂 精密
下  牙彫自在伊勢海老 山崎南海 精巧

●やませみ 野田弘志 感触までわかるような絵
●スプーンのゼリーA 上田薫 本物のゼリーのような透明感がすごい
●航海術 三宅一樹 鏡に作品が逆さまに写り、貝が山のようにも見える。
●大野一雄 諏訪敦 ただでさえ存在感のある大野一雄さんを写実的に描いているのでとにかく圧倒される
●砥草刈 高村光雲 写実的な木彫だが、なんとなくユーモアもある
●竹の中の大工根付 森田藻己 どうやって作ったのかと思う
●水辺 岡田修二 写真と見間違えるほどの水の表現がすごい

 本物そっくりの作品にビックリ。その中でも、私が一番感動したのは佐藤雅晴さんの映像作品「Calling」誰もいない、さまざまな場所で鳴る形態や電話のベルの音に想像をかきたてられる。誰かを探し求めて電話をかけているの?誰かに助けを求めているの?何が起こったの?バミューダトライアングルで発見される謎の幽霊船のような不思議な感覚。映像だからといって避けないで、見てほしい。そして、不思議な世界を感じてほしい。
コメント
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