『デトロイト美術館の奇跡』 原田マハ 文春文庫
ピカソやゴッホ、マティスにモネ、そしてセザンヌ。市美術館の珠玉のコレクションに、売却の危機が訪れた。市の財政破綻のためだった。守るべきは市民の生活か、それとも市民の誇りか。全米で論争が過熱する中、一人の老人の情熱と一歩が大きなうねりを生み、世界の色を変えてゆく─。
実話を元にしたフィクション。心が温かくなるお話。しかし、原田マハさんならば、もっと枚数を使って感動作ができたのではないかと思ってしまう。いいんだけど、何か少し足りない感じ。
ちなみに、私の好きな美術館は、国立国際美術館と兵庫県立美術館。国立国際は、現代美術の収蔵品が好きだから。兵庫県立美術館は、美術館へ行くまでの道にアートがあるのと、海が見えるロケーションが好き。収蔵品も結構好き。でも、安藤さん設計の建物は、階段が転げ落ちそうな感じで怖くて嫌。
『サンドイッチクラブ』 長江優子 岩波書店
珠子はダブル塾通いをする小学6年生。ぼんやりむかえた夏休みに、無心に砂像を作るヒカルと出会う。強烈な個性をもち、成績もトップクラスのヒカルは「戦争をなくすためにアメリカの大統領になる」という。家庭環境も性格も異なるふたりの少女が、たがいを受け入れ、まっすぐに世界と向きあっていく。
児童書。爽やかで、私は好きかな。ヒカルのエキセントリックな理由が私は知りたかった。こういうところが、大人の理屈っぽさか。
ピカソやゴッホ、マティスにモネ、そしてセザンヌ。市美術館の珠玉のコレクションに、売却の危機が訪れた。市の財政破綻のためだった。守るべきは市民の生活か、それとも市民の誇りか。全米で論争が過熱する中、一人の老人の情熱と一歩が大きなうねりを生み、世界の色を変えてゆく─。
実話を元にしたフィクション。心が温かくなるお話。しかし、原田マハさんならば、もっと枚数を使って感動作ができたのではないかと思ってしまう。いいんだけど、何か少し足りない感じ。
ちなみに、私の好きな美術館は、国立国際美術館と兵庫県立美術館。国立国際は、現代美術の収蔵品が好きだから。兵庫県立美術館は、美術館へ行くまでの道にアートがあるのと、海が見えるロケーションが好き。収蔵品も結構好き。でも、安藤さん設計の建物は、階段が転げ落ちそうな感じで怖くて嫌。
『サンドイッチクラブ』 長江優子 岩波書店
珠子はダブル塾通いをする小学6年生。ぼんやりむかえた夏休みに、無心に砂像を作るヒカルと出会う。強烈な個性をもち、成績もトップクラスのヒカルは「戦争をなくすためにアメリカの大統領になる」という。家庭環境も性格も異なるふたりの少女が、たがいを受け入れ、まっすぐに世界と向きあっていく。
児童書。爽やかで、私は好きかな。ヒカルのエキセントリックな理由が私は知りたかった。こういうところが、大人の理屈っぽさか。