サタプラ。丸ちゃんはコロナにかかった大倉くんの濃厚接触者ということでお休み。代理はなんと村上くん。以前熱愛が報じられたこじるりちゃんがMCなので、まさか村上くんが代理とは思わなかった。しかも、村上くんは、こじるりちゃんに「久しぶりやなあ」といきなりの挨拶。もう、村上節炸裂で共演者は引き気味。でも、村上くんは朝からお目々パッチリ。爽やかで大きなお目々に魅了された。
『罪の轍』 奥田英朗
昭和三十八年。北海道礼文島で暮らす漁師手伝いの青年、宇野寛治は、窃盗事件の捜査から逃れるために身ひとつで東京に向かう。東京に行きさえすれば、明るい未来が待っていると信じていたのだ。一方、警視庁捜査一課強行班係に所属する刑事・落合昌夫は、南千住で起きた強盗殺人事件の捜査中に、子供たちから「莫迦」と呼ばれていた北国訛りの青年の噂を聞きつける―。そして、浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。
分厚いから、読み終わるのにどのくらいかかるのかと思っていたが、読み出したら一気だった。読者は、なんとなく犯人はわかっている。しかし、刑事たちは容疑者に近づきそうで、なかなか近づけない。そのうち、新しい事実が出てきてと、すっかり本に入り込んでしまった。
オリンピック前夜の熱気や時代の雰囲気が感じられる。
しかし、寛治の生い立ちは辛いもので、大切に扱われていない人間の悲しみや孤独が胸にせまった。
『罪の轍』 奥田英朗
昭和三十八年。北海道礼文島で暮らす漁師手伝いの青年、宇野寛治は、窃盗事件の捜査から逃れるために身ひとつで東京に向かう。東京に行きさえすれば、明るい未来が待っていると信じていたのだ。一方、警視庁捜査一課強行班係に所属する刑事・落合昌夫は、南千住で起きた強盗殺人事件の捜査中に、子供たちから「莫迦」と呼ばれていた北国訛りの青年の噂を聞きつける―。そして、浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。
分厚いから、読み終わるのにどのくらいかかるのかと思っていたが、読み出したら一気だった。読者は、なんとなく犯人はわかっている。しかし、刑事たちは容疑者に近づきそうで、なかなか近づけない。そのうち、新しい事実が出てきてと、すっかり本に入り込んでしまった。
オリンピック前夜の熱気や時代の雰囲気が感じられる。
しかし、寛治の生い立ちは辛いもので、大切に扱われていない人間の悲しみや孤独が胸にせまった。