ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『おっさんずラブ in the sky』#01~#02

2019-11-11 00:00:10 | TVドラマ全般









 
テレビ朝日系列の土曜深夜「土曜ナイトドラマ」枠で、改編期からひと足遅くスタートした新ドラマ。言わずと知れた2018年のサプライズ・ヒット作の続編です。

男どうしの純愛を描くドラマなんて普段ならスルーするのに、たまたま観てしまった前作の第1話があまりに面白く、そのシーズンの連ドラNo.1に挙げるほど私はハマリました。

その理由は至極単純で、要はコメディとしてのクオリティーが群を抜いてたから。また、それまで「禁断の」という冠がついてた同性愛をあれほど堂々と、明るく描ききった作品を初めて観た新鮮さですよね。

今回は主人公=春田(田中 圭)とヒロインw=黒澤(吉田鋼太郎)のキャラクターはそのままに、舞台を航空会社に置き換えたパラレルワールドみたいな設定で、二人の最初の出逢いから描き直してますから続編というよりはリメイクみたいな感じ。

なので、さすがに新鮮さはもう無いけど、コメディとしてのクオリティーは変わらず上々で、確実に笑わせてくれるから続けて観ることにはなりそうです。

でも世間じゃ賛否両論みたいです。否定派の多くは、前作でけなげな第2ヒロイン(実質は本命)だった牧(林 遣都)の不在を嘆いておられるようです。つまり、私たちが見たいのは春たん&牧くんのラブラブな姿なのに!と。

その気持ちもまぁ、解らなくはありません。本気であの二人の純愛に感情移入してた、多くは女性ファンの反応だろうと思います。

だけど私の場合は単純に「笑えるから」観てるだけなので、春田くんの相手役が誰になろうがあんまり関係ない。笑いの要となる吉田鋼太郎さんが抜けたらそりゃ大問題だけど。

あと、展開があまりに唐突すぎるとか、春田くんのリアクションが大袈裟すぎるとか言って批判してる人もいるけど、それは完全な的はずれ。あまりに唐突すぎる展開と、春田くんの大袈裟すぎるリアクションこそが本作の笑わせどころなんだから。

私に言わせれば、牧くんがいようがいまいが『おっさんずラブ』は『おっさんずラブ』だけど、あの唐突さと大袈裟なリアクションが無くなったら、それは『おっさんずラブ』じゃない。

このドラマを泣けるラブストーリーだと思ってるなら、それも大きな勘違い。確かにそういう要素もあるけど、それ以前に『おっさんずラブ』は究極の「おバカ」コメディであって、笑わせてナンボの作品なんです。

ボーイズラブとは全く無縁だった男が、いきなりその世界に巻き込まれていくサスペンスこそが肝であり、彼がそれを受け入れた時点で事件は解決。牧くんの役目はもう終わったワケで、続編に居場所は無いんです。

だから、同じストーリーの繰り返しを批判するなら「ごもっとも!」って思うけど、逆に前作との違いに不満をぶつけるのはお門違い。何も変えないのなら続編をやる意味が無いですから。それは『まだ結婚できない男』や『時効警察はじめました』にも言えることです。

(以下、ネタバレあり)



さて今回は、春田くんといい感じでくっつきそうだった女子社員=緋夏(佐津川愛美)が、実は黒澤の娘だったことが判明しましたw なるほど、そのテがあったか!w

つまり親子で春田くんを取り合う三角関係が描かれるワケで、ボーイズラブだけを見たい女性ファンにはそれも批判のネタになりそうだけど、男どうしのキスシーンは見たくない私としては大歓迎。笑えれば何でもいいんです。

そんなワケで、今さら『おっさんずラブ』について語るのもどうかと思ったけど、世間から聞こえて来る批判がどうもピント外れな気がしたのと、佐津川愛美さんのおしり画像をどうしても載せないといけないので、レビューしました。

ただ、もしボーイズラブだからという理由だけで敬遠してる方がおられるとしたら、それは損をしてるかも知れないので一度騙されたと思って観てみることをオススメしておきます。

これはそういうのじゃなく、あくまで「おバカ」コメディですから。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする