ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『ヒガンバナ/警視庁捜査七課』2016

2019-11-05 00:00:19 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2016年の冬シーズン、日本テレビ系列の水曜夜10時「水曜ドラマ」枠で全10話が放映された捜査ドラマ。2014年秋に放映された単発2時間スペシャルを連ドラ化した作品です。

女性絡みの事件のみを扱う、女性だけで編成された警視庁刑事部の新セクション「捜査七課」の活躍が描かれます。見た目は美しいが猛毒を持つ、という皮肉をこめて彼女らは男性刑事たちから「彼岸花」と呼ばれてます。

他者の本音が聞こえてしまう特殊能力を持った主人公=来宮 渚 巡査部長に堀北真希、捜査一課から七課に左遷されて来宮の相棒となる峰岸警部補に檀れい、課長の瀬川警視正に大地真央。ほか、知英、高梨 臨、YOUらが捜査7課メンバーに扮し、佐野史郎、平山浩行、高橋惠子、そして新婚ホヤホヤのDAIGOらが脇を固めまういっしゅ!

とりあえず、もう「特殊能力を持った刑事、探偵、医者」にはウンザリです。

もちろん、真犯人を見たら衣服が破れて全裸になっちゃうとか、そういう能力なら大歓迎(ただし美女限定)だけど、常人には見えないものが見えるだの聞こえるだのはもう、アホらしくて見てられません。

そういう設定がオマケに付いてるだけの話で、結局やってる事は相変わらずの謎解きゲームですからね。

そのマンネリ感を解消する為のアイデア(特殊能力設定)自体が、もう既にマンネリ化しちゃってるという、究極のどん詰まり状態。ほんと破滅としか言いようありません。破滅です。

このジャンルはもう、死んでますね。お前はもう、あべし! ひでぶ! たわらば! ういっしゅ!

ヒロインの一匹狼キャラもまたマンネリだし、そもそも堀北真希さんには合ってません。捜査七課メンバー達の本音むきだしガールズトークも、あざとさが鼻につくばかりで楽しめません。

男性キャラ達のステレオタイプな描かれ方といい、いつものごとく女性視聴者に媚びへつらった番組創り。やってて虚しくならないんでしょうか?

そんなこんなも、脚本さえ面白ければ気にならないんですよね。何より深刻なのは、脚本家の質がどんどん劣化しちゃってること。ストーリーもセリフも凡庸で、魅力を感じるキャラクターが1人もいない。ほんとマジでHMD、破滅です。

しかし今となっては、結婚してスッパリ芸能界から姿を消された堀北真希さん(2019年現在のところ)最後の連ドラ出演作として、観る価値はあるかと思います。

結婚直後のご出演で消化試合みたいなお気持ちだったのか、いまいち覇気が感じられないのが残念だけど。(元からそういうキャラだったかも知れないけど、少なくとも『ケータイ刑事 銭形舞』の時に感じた輝きはありません)

セクシーショットは捜査七課メンバーの知英さん、高梨臨さん、堀北真希さんです。
 
コメント
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