ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『ON/異常犯罪捜査官 藤堂比奈子』2016

2019-11-17 12:00:13 | 刑事ドラマ HISTORY







 
2016年の夏シーズン、フジテレビ系列の火曜夜10時枠で全9話が放映された、関西テレビ制作によるサスペンスドラマ。内藤了さんの小説『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズを実写化した作品です。

警視庁刑事部捜査一課の「待機班」と呼ばれる窓際部署に配属された新米刑事=藤堂比奈子(波瑠)が、渡部篤郎、要 潤、横山 裕ら扮する同僚刑事たちと凄惨な猟奇殺人事件を捜査します。

いつも書いてるように、事件の内容についてはどーでも良いんです。誰が犯人だろうが裏切り者だろうが興味ありません。グロテスクな死体描写なんかも、所詮は作り物ですから何とも思いません。

けど、扱うのが凄惨な猟奇殺人となると、ドラマ全体が陰鬱な雰囲気になっちゃうのが頂けない。かと言って、こんな事件を明るくコントみたいなノリで捜査されても困ります。

だから、どう転んでも私好みのドラマにはならないんですよね。暗くて真面目にやってても笑わせてくれる『ジウ/警視庁特殊犯捜査係』みたいな作品もたまにありますけどw

犯人の殺意が「ON」になる瞬間が見たくて仕方がないという、藤堂比奈子が抱える心の闇はいったい何なのか?とか、彼女が犯人に襲われた際、ハンドバッグから出そうとしてた物は何なのか?とか、そういう部分には興味あるんだけど、三ヶ月も引っ張られるほどじゃない。

そんなワケで初回しか観てないので、詳細なレビューは出来ませんm(__)m

上記のほか、林 遣都、松本穂香、奥貫 薫、原田美枝子、光石 研、不破万作etc…といったレギュラーキャスト陣でした。
 
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『女たちの特捜最前線』2016

2019-11-17 00:00:06 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2016年の夏シーズン、テレビ朝日系列の木曜夜8時「木曜ミステリー」枠で全6話が放映された、テレ朝&東映の制作によるミステリードラマ。前年「土曜ワイド劇場」枠で放映された2時間ドラマの連ドラ化で、かつて二谷英明さんが主演された『特捜最前線』との繋がりはありません。

刑事ドラマじゃなくミステリードラマと書いたのは、主役の3人が捜査課の刑事ではなく、内勤の事務職員だから。

室町京子(高島礼子)は京都中央警察署の総務課勤務、一条弥生(宮崎美子)は広報課勤務、八坂美鈴(高畑淳子)は元刑事だけど今は食堂の嘱託職員。

そんな3人が定期的に署内食堂で「京都府警女子会」という名目の井戸端会議を開き、署内の噂話や内部情報を持ち寄って事件を解決に導くという、変化球の謎解き物。

そうなると地味な人情系の話にならざるを得ないんだけど、テレビ朝日クオリティーに加えてこれだけの芸達者が揃うと、それなりに楽しめちゃうんですよね。

キャラクターや掛け合いが面白いと謎解きにも退屈しないし、演技が素晴らしいと人情話でも素直に泣けます。特に初回はメインゲストが渡辺えりさんで、高畑淳子さんとの号泣合戦には私も釣られて泣きましたw

刑事課課長の渡辺いっけいさん、総務課課長の飯田基祐さん、広報課課長の相島一之さんと、各部署の上司たちも芸達者ばかりで鉄壁の布陣。

なのに本作は、ちょうど放映時期に高畑さんちのバカ息子と、高島さんちのバカ旦那がスキャンダルを起こしたせいで「呪われた番組」みたいに云われ、視聴率も奮わずシリーズ化には至りませんでした。せっかく面白かったのに勿体ないことです。

脇の下&美脚ショットは捜査課の紅一点=神崎刑事を演じられた、近野成美さん。元はアイドルユニット「フルーツポンチ」のメンバーで、女優業も2004年から続けておられる若きベテラン。2008年の『シバトラ/童顔刑事・柴田竹虎』でも婦警を演じ、ご本家『特捜最前線』の復活スペシャル(2012)にも出演されてます。
 
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