ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「人は笑いで救われる」

2022-11-02 22:48:10 | 日記


やっぱり笑いの力っていうのは凄い!

勤務を終えて一息つく間もなく始まった葬祭による疲労と、父を見送った切なさと、兄に対する絶望と、山盛りの手続きに追われるストレスと、地方法務局オペレーターの横柄な対応への怒り等々で、今日の私はズタボロ状態でした。

近所のオバサンに「あんた、よう頑張ったなあ」って、声を掛けられただけでボロ泣きしたりして、明らかに情緒不安定でした。

で、そんなフワフワ、ソワソワ、モヤモヤした感じのまま、夕食時に2週前の『探偵!ナイトスクープ』の録画を観てたら、愛犬の死を扱った1つ目のネタで、まず号泣。普通の時に観ても泣けそうなネタだけど、今はやたら死別に敏感で涙腺がバカになってる。

そこで2つ目のネタ、恒例の「爆笑小ネタ集」における金玉ネタ3連発ですよ!w もう腹抱えて笑って、巻き戻してまた観て笑って、気がつけば私はいつもの私に戻ってました。キンタマに救われた!

この3日間、ずっとさまよってた異世界からやっと帰還できた感じ。明日はホリデーで動きよう無いし、心身共に休めそうです。やっぱり、笑わなきゃね。



父は、介護施設で最期を迎えられて、本当に良かったと思ってます。私も母も、コミュニケーションがうまく取れなくなった父に、優しくしてあげることが出来なかった。

施設の人たちはプロだから、常に笑顔で父に接してくれる。施設で撮られた写真に映ってる父の表情は、家にいる時より穏やかでした。きっと、いっぱい笑って過ごしてくれたんだと思います。


 

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「運命の赤い糸?」

2022-11-02 13:55:05 | 日記
 
メインエベントである告別式が終わりました。本当に孤独な闘いでした。
 
とにかく兄は、筋金入りでした。それについて書きたいことが、まだまだ山程あるんだけど、もうやめときます。昨日言い過ぎたこともちゃんと謝ったし。
 
あっ、そうそう。今朝、せっかくショートステイに送り出した母が、施設のスタッフにコロナ陽性が出たとのことで、感染回避のため我が家に即リターン。結局やっぱり、私は母の世話をしながら役所関係の手続きに回らなきゃいけなくなりました。
 
こういう時もまた、母を家に帰すか帰さないかで、私は決断を迫られるワケです。出来れば今週は施設にいて欲しかったし、そのまま泊まってる利用者さんもいますよとか言われたら、迷うでしょう?
 
安全を考えたら帰した方がいいに決まってる。だったら、施設側から「今回は帰って頂きます」って言ってくれた方が気がラクですよ。
 
全部1人で責任を負い、全部1人で決断する。映画監督をやってた時のプレッシャーによく似てます。あの経験があるからこそ、何とか潰れずにやってられるのかも知れません。
 
 
ところで、告別式でまた泣きました。火葬のときは絶対泣くだろうと予想してたけど、それより前、棺に大量のお花を詰めていく時に涙が止まりませんでした。
 
そのビジュアルに天国をイメージするからなのか、いま思い出してもすぐ涙が出ます。
 
兄は終始泣いてなかったみたいだけど、かれこれ約40年も正月しか帰郷してないから、そりゃそうだろうと思います。
 
幼い頃の私は完全にお父さんっ子でした。その想い出があるし、晩年の介護でキツく当たっちゃった後悔とか、いろんな感情が絡み合って吹き出すワケです。一緒に暮らさなきゃ、こうして絡み合うほどのネタというか、想い出が無いでしょうから。泣けた私は幸せです。
 

 

夜が明け、母に朝食を用意し、昼食を買い出しに出かけ、その調理(鍋で煮込むだけ)を兄に委ね、まずは銀行へ。

それは自分か兄が死んだときの為に葬儀屋さんから勧められた、一部前払い契約の振込み。このタイミングで勧められて断る人は少ないでしょう。

で、そのついでに、銀行窓口で相続のことをちょっと尋ねたら、途方も無い量の手続きが要ることが判り(その説明だけで小一時間)、早くもすでに疲労困憊です。大変なもんだと噂には聞いてたけど、具体的に知るともう……

あらためて、ゆっくりやろうと開き直りました。私も本来は兄と同じダメ人間ですから、交渉とか手続きの類いは大のニガテ。ちょっとした書類を書くだけでも異様に疲れちゃう。

幸い、休暇が終わっても私は午後から出勤のポジションだから、午前中は引き続き動けるんです。

てなワケで、銀行の用事を終えてから、休日のルーティンで本屋さんに寄り、いま、市役所近くのコメダでランチしてます。



しかし人生って、やっぱり運命があらかじめ決まってるのかなって、今すごく実感してます。

もし私が、映画監督みたいな身の丈に合わない仕事を経験せず、めちゃくちゃスパルタな女性と同棲して社会常識を叩き込まれてなかったら、兄以上の「なにも出来ない人」になってたに違いありません。

もしそうなってたら、マトモに両親を見送ることも、こうして手続きに回ることも出来なかったかも知れません。そもそも、私は若いうちに自殺するつもりでしたから。

その自殺願望を忘れさせてくれたのが、初めてカノジョになってくれた自主映画仲間の女の子。そして私が監督を目指すほど映画を好きになったのは、SF映画やチャップリンが大好きだった、父の影響なんです。

父が息を引き取ったのは、土曜の夜。私がその日の勤務を終えて、帰宅したのとほぼ同時でした。

そして、私の定休は日曜と月曜なんです。結果的に、会社にかける迷惑が最小限で済みました。

さらに思い返せば、私が長い独り暮らしに見切りをつけ、実家に戻ることを決めたのも、それ以前に父が「帰って来て欲しい」って言ってたのを思い出したからでした。

いま、葬儀を経てスピリチュアルな気分になってるせいもあるだろうけど、私の人生はすべて、父をサポートする為にあったような気がしてます。

私が葬儀であんなに泣いたのは、どんな時でも父だけは私を信じ、いつも味方になってくれたから。

父に甘やかされたからオレはダメ人間になった、なんて理不尽な逆恨みをした時期もあるけど、もし父という絶対的な味方がいなかったら、私の人生は間違いなく悲惨なものになってた筈です。たぶん、とっくにこの世を去ってるでしょう。

もし運命の赤い糸ってものが実在するなら、私の糸は父と繋がってたのかも? キモい? あれはカップルだけのもん? まぁとにかく、血縁だけとは思えない関係。

だから、父の連れ添いである我が母も、私が最後まで護らなきゃいけません。それが私に残されたミッション。まだまだ頑張ります。

そんなワケで、これから市役所に行って来ます✋


 

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