ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「尾道、さびしんぼうの旅」後篇

2023-04-01 13:05:03 | 日本映画

まぁホントはポータブルのDVDデッキかノートパソコンで映像と照らし合わせながら探索すべきなんだろうけど、持ってないから仕方ありません。ガイドブックと記憶だけが頼りです。

フェリー乗り場と商店街は誰でも簡単に行けるけど、ここは徒歩だと難しい。『さびしんぼう』の主人公=ヒロキ(尾美としのり)が住んでる設定だったお寺、西願寺です。



山門前の石段は幾度となく登場したけど、特にヒロキとさびしんぼう=タツコ(富田靖子)の別離シーンは思い出すたび胸がキュンとなります。


釣鐘も印象的に使われてました。


浦辺粂子さん扮するお祖母ちゃんとヒロキのとぼけた会話で、お墓のシーンもほんわかした印象。お祖母ちゃんだけが唯一、さびしんぼうの正体に最初から気づいてたんですよね。(と言うより見分けがついてなかったw)





とっても高い場所にあるお寺なので、尾道の町と海が一望できます。道は細いし、もしジムニーでなければスンナリとは辿り着けなかったはず。親友Hに感謝!

そして石段を降りてすぐの坂道。百合子(富田靖子、2役)が自転車でたまたま通りかかる場面も屈指の胸キュン・シチュエーションでした。


その後日、自転車のチェーンが外れて、百合子が「ここで」途方に暮れてたのは偶然じゃないのかも知れません。

尾道ならではの急傾斜。だから徒歩だと難しい!

そして最後に訪れたのは、百合子が通い、ヒロキが望遠レンズで覗き見する女子高の撮影で使われた中学校。実際は共学みたいです。


部活動で生徒さんが沢山いて、不審者と思われたくなかったもんで写メは1枚だけ。

西願寺とはけっこう離れてるから、Hがジムニーで来てくれてホント助かりました。もっと細かく、じっくり探索するにはレンタル自転車を利用するのがベストかも。

だけど私はそこまでこだわる気が無く、ロケ地の空気感を味わいたかっただけなので、これくらいの加減でちょうどいい。

岡山・倉敷も含めて3日間、ずっと快晴で寒くも暑くもなく、ベスト・コンディションで旅が出来ました。そもそも昨年亡くなった父の法事で来ましたから、父が護ってくれたのかも知れません。

帰りの途中、Hと私の共通の友人であるN君とお茶することになり、彼が住む尼崎に向かって出発。

するとモノノフ(ももクロ狂い)のHがなぜか廻り道して福山市民球場へ。



今月、ももクロのコンサートがここで開催されるんだそうです。行く予定してるワケでもないのに、なぜ下見する必要がある?w

こんな風に、いつも我道をいくHには昔から振り回されっ放し。だから遅刻魔なんですよね。予定より到着時間が遅れたのはこれが原因です、N君。全部ヤツのせいなんです!w



予定より1時間近く遅れたけど、N君とも無事に再会できました。3人が揃うのは15年ぶり位だけど、久し振りって感じが全然しない。別に照れることもなく、一瞬で昔の感覚に戻れちゃう。そんな友達がいてくれるのは本当に有難いことです。

そんなワケで3日間、ホントに楽しい旅が出来ました。生き返ったような気がします。もうしばらく、頑張って生きて行けそうです。


 

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「尾道、さびしんぼうの旅」前篇

2023-04-01 00:40:25 | 日本映画

私が広島県 尾道市を訪れた目的はただ1つ。敬愛する大林宣彦監督の代表作である尾道三部作(『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』)のロケ地に自分の足で立ってみたかったから。

とはいえ、聖地巡りに使える時間はせいぜい半日。つまり多くは廻れないので、マイ・フェイバリット日本映画である『さびしんぼう』のロケ地、その中でも特に印象的だった4箇所に絞ることにしました。



その1つ目が、ヒロイン=橘百合子(富田靖子)が通学に使ってたフェリーの発着所です。

残念ながら春休みなので自転車通学の女子高生は乗ってないけど、まさに『さびしんぼう』の撮影に使われた「福本渡船」のフェリー乗り場。泊まった尾道ロイヤルホテルから近いし、JR尾道駅からでも歩いて行けます。



すぐ前に見える向島との間を頻繁に往復してますから、シャッターチャンスはいくらでもあります。



あの島に百合子さんが暮らしてるんですよねえ……



2つ目は、やはり尾道駅から歩いてすぐの、本通り商店街。自転車で走る百合子を追って、主人公のヒロキ(尾美としのり)が小坊主姿で駆け抜けました。



かつて銭湯だった建物がそのまま飲食店になってたり、ユニークなお店が多いです。



入口には林芙美子さんの銅像が。



すぐ近くに名画座「シネマ尾道」も。その隣の尾道ラーメン店で昼食を頂きました。



周辺も個性的な風景ばかり。いちいち写メしてたらキリがありません。

残りの2箇所は後篇にて。


 

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