ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『さすらい刑事旅情編 II 』#01

2023-04-24 00:00:02 | 刑事ドラマ'80年代

『さすらい刑事旅情編』のシーズン2は、1989年10月から’90年3月まで、テレビ朝日系列の水曜夜9時枠で全23話が放映されました。

JR東京駅丸の内駅舎にある(という設定の)警視庁鉄道警察隊「東京丸の内分駐所」の捜査班が活躍するストーリーで、毎回JRの名物列車で各地方へ移動する「旅情」と「人情」を売りにしたシリーズです。



相変わらず全身全霊で折り目正しい班長=高杉警部(宇津井 健)と、相変わらずギョロ眼でリーゼントの香取警部補(三浦洋一)はシリーズ通して不動のメンバー。



内勤担当の小島巡査(影山仁美)もシーズン1から続投。



しかし残りのメンバーはどういうワケか一新され、シーズン2から加わった女性刑事が西園寺警部補(高木美保)。



若手の池山刑事に扮したのは、シブがき隊を卒業しても一向に演技力が上達しない、フックン(布川敏和)。



そして最終のシーズン7まで残ることになる「山さん」こと山崎刑事(蟹江敬三)と、シーズン2限定メンバーの立花刑事(林家こぶ平=現・林家正蔵)。



刑事たちが通う飲食店「元気」のママ=和代さん(東ちづる)も新登場。



リーゼントと同居する妹の恵里ちゃん(相川恵里)はショートカットになりました。



初回は、東京駅構内でオッサンがオッサンを階段から突き落とし、重傷を負わせる事件が発生。

逃走したオッサンはどうやら、離婚して疎遠になった娘がもうすぐ結婚式を挙げる、高松を目指して寝台特急「瀬戸」に乗り込んだらしい。



オッサンを追って高松に出張したリーゼントたちが捜査すると、どうやらオッサンが突き落としたオッサンは、20年前にオッサンの妻(吉行和子)をレイプして離婚のキッカケをつくった憎っくきオッサンだった!



母親がレイプされた事件を今まで知らなかった瀬戸の花嫁(生田智子)は、もしかしたら自分はレイプ犯の娘では?と悩み、結婚を諦めようとします。

自分たちが過去を掘り返したせいでこんな事になり、リーゼントたちも苦悩します。



が、最終的に母を信じた娘は、同じく信じてくれた新郎と晴れてフェリーで新婚旅行へと旅立ちます。



瀬戸の花嫁を、その両親と一緒に折り目正しく見送る高杉警部。



そして急に結婚したくなった西園寺刑事は、よりによってリーゼント刑事に想いを寄せていくことに。あんなギョロ眼の一体どこがいい!?



とっても古典的な人情ストーリーだけど、そういうのを「クサい」「寒い」と否定しがちだった当時の風潮に迎合し、アクション系のドラマがどれも軽薄で荒唐無稽な作風へと傾く中、あえてベタな人情を押し出したこのシリーズは、今にして思えば勇気ある番組だったと言えるかも? 先に『はぐれ刑事純情派』が道を拓いてくれたにせよ。

メンバー的にはやはり、ヒロイン=高木美保さんのネアカぶりが光ってます。フックンがとにかく下手くそだけど、蟹江敬三さんやこぶ平さんがうまくカバーしてくれるし、このバランスの良さがシリーズの人気を決定づけたんじゃないかと私は思ってます。

セクシーショットはレギュラーの高木美保さん、相川恵里さんです。


 


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1 コメント

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Unknown (ドラえもん)
2024-03-31 13:59:59
さすらい刑事、懐かしいですね。このドラマ、レイプ事件がやたらに多かった気がします😁自分が制作者なら、嫁入り前の娘=現中山ゴンちゃんの嫁の智子さんが見知らぬ男にレイプされる。ショックで自殺した娘に変わり、母親の和子さんが犯人捜しに躍起になるが、世間の冷ややかさや犯人の刃に阻まれ…。
ゴンちゃんの嫁さん、美人だから。これだけでも数字は、取れそう。でも1番の見せ場はレイプシーン。当時は過激シーンは許されていたから、胸は丸見えに。
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