テレビ東京「金曜8時のドラマ」枠にて2018年秋に Season 1 全7話が放映され、2020年冬に Season 2 が放映予定の、テレビ東京&BSジャパン制作によるミステリードラマ。
原作は笹本稜平さんによる推理小説シリーズで、2014年から'17年にかけて5本が制作&放映された2時間スペシャルの連ドラ化です。
取調中の容疑者を服毒自殺させてしまった責任を一人で負わされ、警視庁捜査一課から奥多摩警察の水根駐在所へと左遷された敏腕警部補=江波敦史(寺島 進)が、村のお巡りさんとして難事件を解決に導いていきます。
警察の花形である捜査一課に未練はありつつ、田舎の空気や住民たちにすっかり馴染み、組織のしがらみに縛られない立場で活き活きと捜査する江波のキャラクターが小気味良く、謎解きストーリーも苦痛なく観てられます。
そんな江波をバカにしながら内心は羨ましく思ってるであろう捜査一課の管理官に北村有起哉、刑事に梨本謙次郎、山口祥行、奥多摩警察署の新任署長に黒木 瞳、署長補佐に佐藤寛太、老舗「水根旅館」の女将に市毛良枝、そして水根図書館の司書にして山岳ガイド、水根旅館「休処みやこ」の女将も務める遼子に笛木優子が扮するほか、山口まゆ、つまみ枝豆、眞島秀和、長谷川朝晴、伊東四朗etc…といった面々が連ドラ初主演の寺島進さんを盛り立てます。
そんなキャスト陣のアンサンブルもさることながら、ほかの刑事物には無い最大の見どころは何と言っても、奥多摩の美しい大自然。犯行に山岳救助のノウハウが使われたり等、都会を舞台にしたドラマとはひと味違ったサスペンスも見られて、これは一見の価値ありです。
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