「元旦から５日まで」

☆令和６年１月１日（月）
元旦からフツーに５連勤。ちなみに私の勤務日が月〜金で固定されてるのは、母がその間ショートステイで介護施設にいて、週末は帰宅するから私が介護（というより見守り）する必要があるから。本来、居住施設に曜日は関係ありません。

で、夕方４時過ぎ。施設（勤務先）の食堂のテレビで地震警戒アラートが鳴り響き、直後、そこそこの揺れがありました。令和６年能登半島地震。詳細は皆さんご存知の通り。

元旦から勤務な上にコレですから、正月気分が味わえたのは前夜の『NHK紅白歌合戦』だけ。

過去最低の視聴率だったらしいけど、ジャニーズ勢がいない紅白はちょっと新鮮だったし、ハイレベルなダンス（紅白歌合戦というより紅白ダンス合戦だった）や斬新な楽曲の数々（初めてYOASOBIの『アイドル』をちゃんと聴いた）は素直にカッコいいと思ったし、意外に楽しめました。

毎年、紅白歌合戦を観るたびに「椎名林檎さんのCDを買おう！」って思うのに実行して来なかったけど、やっと今年ベスト盤を購入しました。



☆１月２日（火）
帰宅したら「羽田空港で機体が爆発炎上！」のニュース。なんて正月だ！

旅客機と海上保安庁の航空機（被災地への支援物資を積んでたらしい）が衝突したんだとか。もはやパニック映画を超えてて、怖い。

余談その１。岸田総理が被災地への支援に関する記者会見でやたら「私自身が被災地に足を運び」「私自身が陣頭に立ち」って、やたら「私が私が」を連呼してたのがキモい。

余談その２。こんな時に嬉々としてデマ情報を流すバカや、被災者をカモにして詐欺を働く鬼畜が少なからずいるという現実に絶望。



☆１月３日（水）
能登半島地震により発生した火事で、輪島市にある「永井豪記念館」が全焼していたというニュースを初めて知りました。

このブログの読者さんなら知らない方はいないでしょうが、現役漫画家の永井豪さんは『マジンガーＺ』や『デビルマン』『ハレンチ学園』等を生んだ巨匠中の巨匠です。

そこに展示されてた貴重な資料やオブジェよりも、町の人々の生活や想い出が焼失しちゃう方がよっぽど悲しい事だけど、DX超合金魂マジンガーＺのレビュー記事を載せたその日の出来事だけに、ショックです。



☆１月４日（木）
被災地へ向かうボランティアらしき一般人の若い男性が、報道番組のインタビューを受けて「元旦に能登で大きな地震があったと思うんですけど（以下省略）」って答えておられるのに、物凄い違和感を覚えました。

公人でもない方にツッコミを入れるのはナンセンスだけど、同じ日本人としてどうしても聞き流せなかったので、書きます。（個人に対する誹謗中傷ではなく、あくまで一般論として）

間違いなく、元旦に能登で地震があったから行くんでしょう？　「と思うんですけど」っていう曖昧な表現をわざわざ付け足す意味が分からない！

昨年、このブログで大いに揶揄した、巷に蔓延する「〜じゃないですけど」や「〜なのかな？って思います」っていう、（世間から“炎上”のターゲットにされるのを恐れて？）断言することを徹底的に避けた言い回しと、たぶん根っこは同じ。いや、同じじゃないですけど同じかな？って思うんですけど。

実際、どんな些細なことで叩かれるか分かんない今の社会ゆえ、知らず知らず曖昧な表現をしちゃうのは仕方がない（私も無意識にやってるかも知れない）けど、さすがに僅か３日前の「元旦に起きた大地震」を断言できないのは変すぎる。いや、変なのかな？って思うのかな？

ホントおかしな事になってますよね、日本人。



☆１月５日（金）
今日は、職場で自分のダメな部分が全部出ちゃった最悪の１日でした。せっかく得られたと思ってた信頼を台無しにしたかも知れない。

これが今の職業の怖さ。自分の良さも悪さも丸裸にされちゃう。目いっぱい落ち込んで、反省し、切り替えて、今後に生かすしかない。

誰にだって欠点はある。今日はたまたま、私にそれをさらけ出す番が回って来ただけ。ホントにそう思うから、切り替えます。（こうして大袈裟に悲観するのも自分の悪癖だと自覚してるし）


PS. 水曜と木曜の夜、昨年末に届いた『インディ・ジョーンズ／運命のダイヤル』Blu-rayを２回に分けて鑑賞。

「インディが今を生き直す物語なんだ」っていう、パンフレットに載ってたマンゴールド監督のコメントにあらためて納得しました。つまり、生き甲斐を失って自ら過去に取り残されようとしたインディが……っていう。

『インディ〜』シリーズが完結してまた１つ生き甲斐を無くした私自身も、果たして“今を生き直す”ことが出来るのか？…って、これも大袈裟だけど。よっしゃ大丈夫だと思ったり、やっぱりダメだと思ったりの繰り返しですよね、きっと誰だって。