ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「2023年冬ドラマ、雑記」

2023-03-21 00:00:21 | TVドラマ全般

同じ月に2度目の映画館なんて、何年ぶりだろう? その帰りの電車内で書いてます。なんの映画を観に行ったか、常連読者さんにはバレバレかと思いますが、それについてはまた次回。

gonbeさんのブログを覗いたら今季ドラマのラフな感想を書かれてたので、私も真似させて頂きます。

プータローになったお陰で、ほぼ欠かさず観てきた連ドラが、今季なんと8本! こんなことも数年ぶり……いや、大人になってからじゃ初めてかも?

ラインナップは『どうする家康』『警視庁アウトサイダー』『大病院占拠』『罠の戦争』『Get Ready!』『探偵ロマンス』『超人間要塞ヒロシ戦記』『アカイリンゴ』。



中でもダントツに面白かったのがNHK土曜ドラマの『探偵ロマンス』で、まあ全4回ってことで中弛みしない有利さはあったにせよ、渋い世界観とキャスティングと、何よりアクションシーンの演出が近年稀れに見る素晴らしさで、久々に繰り返し観たくなる傑作でした。



NHK繋がりでいくと、よるドラ『超人間要塞ヒロシ戦記』も面白かった! けど、以前レビューした最初の4話が面白すぎて、5話以降にそれを超えるサプライズが無かったのが、ちょっと残念。



大河ドラマ『どうする家康』は、完全に惰性で観てます。プラモデルを組み立てながらw

リアリティーだの時代考証だのにケチつけるつもりは無いけど、前作の三谷幸喜さんへの対抗意識なのか、脚本の古沢良太さん、ちょっとウケを狙い過ぎです。

特に前々回、家康の側室をオーディションで選ぶエピソードは「陳腐」としか言いよう無かったです。最終的に選ばれた側室が実はレズビアンだった!ってなオチも、大河ドラマにまでLGBTを持ち込まんでもええやん!って、こんなにレズビアンが大好きな私でさえ思っちゃいました。

けど、このドラマのユーモアが空回りしがちなのは、脚本のせいでも演出のせいでもなく、ファンの方には申し訳ないけど、主役の松本潤がダイコンだからだと私は思う。アイドル歌手としての彼は超一流かも知れないけど、役者としては二流以下。

ほかの回は家臣役の一流バイプレイヤーたちがカバーしてくれるけど、今回だけ彼らの出番がほとんど無いのも痛かった。コメディーをナメちゃいけない。笑いを取りたいなら実力最優先で主役を選ばないと!



ながら見と言えば『大病院占拠』もそう。登場人物が味方も敵もみんなゲーム的ストーリーのコマに過ぎないから、誰が死のうが裏切ろうがどーでもよかった。

そして主役がARASHIの大根役者だった点も大河ドラマと同じ。櫻井翔くんは決して嫌いじゃないけど、今回の芝居はとってもクサかった。

おまけに、前にも書いたけど、アクションシーンの演出が下手くそ過ぎ! せめてそこぐらい頑張ってくれよ!って。



『警視庁アウトサイダー』は最後まで楽しめたけど、続編を期待するほどはハマりませんでした。今、このストーリーを描く意味が見えて来なかった。



日曜劇場の『Get Ready!』もそれなりに楽しめたけど、ちょっと話が重すぎました。視聴率で苦戦したらしいけど、そりゃそうだろうと思います。

いてもいなくてもストーリーにまったく影響しない、ムダな登場人物がやけに多いのも残念でした。役者さんたちが気の毒で、これはもう完全に脚本が悪い!



その点、草彅剛くんの『罠の戦争』(まだ継続中) は全てのキャラが有効に活かされ、またそれぞれが魅力的で、民放ドラマの中じゃダントツに面白かった。

が、しかーし! まだ終わってないのに過去形で褒めたのは、こないだの第9話でめちゃくちゃガッカリしたから。

たぶん、観てる人はみんな同感でしょう。草彅くんの復讐が果たされ、息子も意識を取り戻して、せっかくスッキリしたのをまだひっくり返すんかい!?って。もうええやろ!って。

大きな権力を持つと人は変わっちゃう。確かにそうでしょうよ。そんなこと、みんな知ってる。なにを今さらって感じで、蛇足としか言いようがない。だから1クールは長すぎるって言うんです。せっかく面白かったのに! 絶賛するつもりだったのに!



『アカイリンゴ』もねえ……幼なじみどうしの純愛がメインになって来て、途端につまんなくなっちゃった。そんな話はもう飽き飽きだよ!って。

まあ、これは最初から「どこまでエロを描けるか?」って興味だけで観てるから、別にガッカリもしないけど、テレビ制作者の皆さんはもうちょい、誰も観たことない斬新な番組をオレが創っちゃる!って気概を持って欲しい!

というワケで、今季もNHKさんの一人勝ちです。セクシーショットはそれぞれのレギュラー出演者=大久保桜子さん、松本若菜さん、高山一実さん、関水渚さん、比嘉愛未さん、井本彩花さん、橋本マナミさん、井川遥さん、織田奈那さんでした。


 


コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「春のマジンガー祭り 第6弾」 | トップ | 『シン・仮面ライダー』 »

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Kawakami(偽者))
2023-03-21 07:37:01
映像作品において銃はほぼすべてトイガンなわけですが
大病院 アーマラーがいないのか
あろうことか電動ガンのマガジンを給弾口側を上に
マグポーチに差し込んで
失笑を買ったようです

GetReady!は記者発表のさいに間黒男君関連の質問がNGだったそうですが
じゃなんで主人公の髪の毛を白と黒にしたんだよ
と思いました 名前もハザマだし
それとクラブをクローバーというのも・・・
あーきりがない(笑)
返信する
Unknown (harrison2018)
2023-03-21 09:32:05
ツッコミどころ満載ってヤツですね。アクション物が大好きだからこそ、やるならちゃんとやって欲しい。『大病院占拠』は創り手がアクションに興味ないのがバレバレでした。

『ブラック・ジャック』への言及禁止って、パクってますって公表してるのと同じですよねw オマージュですって堂々と言えばいいのに! 情けないです。
返信する
Unknown (ムーミン)
2023-03-21 14:05:49
罠の戦争最初は面白かったんですけど、最後に来て盛り上がらないですね。どう決着をつけるのか気になります。どうする家康はくだらないので一話でリタイヤしました。警視庁アウトサイダーは小ネタがウザくなって本筋が、入ってこなくなりリタイヤして最終回だけ一応見ました。私の個人的な推しは「リバーサルオーケストラ」と「大奥」でした。多部未華子さんが家光を演じたTBS版は未見ですが、今回初めて見てハマりました。どうするよりこっちが大河で良かったくらいだと思いましたね。
返信する
Unknown (harrison2018)
2023-03-21 14:56:32
『大奥』は多部ちゃん版も素晴らしかったし、原作が本当によく出来てるんでしょう。

NHK版もちょこちょこ観てましたが、仲里依紗さんの濡れ場が生々しくて驚きました。腰の動きまでしっかり見せて、NHKにそこまでやられたら、もう民放に勝ち目は無いと思います。
返信する
Unknown (ムーミン)
2023-03-21 17:19:49
仲里依紗さんの濡れ場責めてましたね。こういうのもっとやって欲しいです。今期は女優さんの演技光っていたと思います。「大奥」の堀田真由さん、仲里依紗さん、倉科カナさん、冨永愛さん、貫地谷しほりさん、そして家重役の三浦透子さんが最後に持っていきました。他にも「罠の戦争」の片平なぎささん、井川遥さん、小野花梨さん、「どうする」もツンデレ感が魅力的な関水渚さん良かったですね。早送りして関水渚さんの最後は見ました。関水渚さん今後注目です。
返信する

コメントを投稿