ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『スペシャリスト』2016

2019-11-06 00:00:24 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2016年の冬シーズン、よりによってSMAP解散騒動のさなかw、テレビ朝日系列の木曜夜9時「木曜ドラマ」枠で全10話が放映された、テレ朝&東映の制作による刑事ドラマ。

2013年から'15年にかけて「土曜ワイド劇場」枠でスペシャルドラマ4本が放映され、その好評を受けての連ドラ化。私もずっと待望してました。

何者か(たぶん警察上層部に通じる組織)の罠にはまり、無実の罪を着せられ刑務所に10年間服役した刑事=宅間善人(草なぎ剛)が、受刑者たちとの交流から得た犯罪ノウハウや、犯罪者心理の知識、そして並外れたデータ解析能力を駆使し、難事件を解決して行きます。

設定もユニークだけど、真面目なんだか不真面目なんだか、冷めてるんだか熱いんだかよく分かんない宅間刑事のキャラクターが抜群に面白く、草なぎ君の定評ある演技力との相乗効果で、そのクオリティーは凡百の捜査ドラマと一線を画してます。『ヒガンバナ』と見比べるとよく判りますw

連ドラ化にあたって舞台が京都から東京に移され、警視庁に新設された「総合事犯対応係(仮)」のメンバーとして、夏菜、和田正人、吹越 満らが新たにキャストイン。

京都(土曜ワイド劇場)時代のレギュラー陣はお払い箱かと思いきや、南 果歩、芦名 星、平岡祐太の3人が第1話後半から応援に駆けつけ、そのまま転属する形で続投となりました。

夏菜さんの刑事役もなかなか魅力的だけど、宅間=草なぎ君はやっぱり、関西ノリの南さんと組んだ方がキャラが活きますから、私はとてもホッとしました。

そして何と言っても、戸田山雅司さんの脚本です。初回は、宅間がまたもや冤罪で刑務所にぶち込まれるというw、意表を突いた展開で楽しませてくれました。

同じ謎解きゲームでも脚本次第、キャラクターの創り方次第でこれほど面白くなるんだって事を、皆さんも是非『ヒガンバナ』と見比べてw、実感して頂ければと思います。

SMAP解散により続編制作の可能性は絶望的かも知れないけど、ジャニーズの圧力なんかに負けず、是非いつの日か復活させて頂きたいシリーズの1つです。
 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ムーミン)
2019-11-06 00:22:51
スペシャリストは面白かったですね。また見たいです。南果歩さんとの掛け合いも良かったし、芦名星さんも好きでした。続編があればいいですね。ヒガンバナは15分くらいで視聴を止めたような気がします。つまらなかったです。
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Unknown (harrison2018)
2019-11-06 09:38:43
『スペシャリスト』の草なぎ君も特殊能力を持った刑事でしたが、取って付けたようにしか見えない『ヒガンバナ』と違って、説得力を感じるように上手く創ってましたよね。そういう点でも実に対照的でした。
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