
2022年夏シーズン、TBSと毎日放送の火曜深夜「ドラマイズム」枠でスタートした、鳥飼茜さんの人気コミックを原作とする30分の連続ドラマ。関東と関西以外の地域は遅れて放映されることになりそうです。
ついこないだ『警視庁・捜査一課長』最終回に出られたばかりの元モー娘=工藤遥さんがヒロインで、しかも風俗嬢役にチャレンジされてるとのことで興味を引かれ、初回を観てみました。
定職に就かず、美術の非常勤講師として女子高で働く非モテ男の民生(渡辺大知)が、気晴らしで入ったファッションヘルス店の新人風俗嬢=せりか(工藤 遥)に一目惚れし、その出逢いに「運命」を感じてしまう。
まっすぐに好意を示す民生にせりかも気を許し、自分からプライベートでのデートを提案してチョメチョメもするんだけど、そのデートの別れ際に「じつは私、あした結婚するの」とメガトン級の爆弾を落とし、民生を凍りつかせちゃう。以上が初回のストーリー。
まず、コロナ禍になって以降のテレビ番組でキスシーンを観たのが初めてなもんで、ちょっと驚きました。ふだん恋愛ドラマをほとんど観ないもんで、濃厚接触はタブーになってるものと思い込んでました。
いや〜、キスっていいもんですよねw もちろん軽いのじゃなくて、レロレロチュバチュバするやつ。ちゅばちゅっちゅっ!!💏
それはともかく、私も10年近く前までヘルス店にはちょくちょく通ってたもんで、民生の気持ちは解らないでもありません。相性が良いと感じた子がいたら、その子ばっかり指名したりしてましたから。
けど、やっぱそれはあくまで疑似恋愛であり、その限られた時間だけの夢と割り切ってました。もし仮に、その風俗嬢が本気で自分を好きになってくれたとしても、彼女の人生を背負えるワケがないんだし。
だから、気持ちは解りつつ、こいつ、アホやなぁとw
でも、アホやなぁと思いつつ、せりかが人妻だと判っても諦めずに突っ走っちゃう、次回以降の民生を応援したい気持ちもあります。
民生には理加(内田理央)という大学時代からの女友達がいて、せりかを「運命の人」と言い張る彼に、呆れながら言うんですよね。
「あのさあ、もうちょっと頑張んなよ。仕事だったり、人生だったり……ラクな方に流されるんじゃなくてさ」
で、民生はこう答える。
「なんで、人生頑張んなきゃいけないの。身の丈でひっそり生きるって、人間的にいちばん害なくない?」
その考え方を、私は決して否定しません。世の中、頑張りたいヤツが頑張って、頑張りたくないヤツは別に頑張らなくてもいいと思ってます。ムリしてまで夢を目指す必要なんか、絶対ない。
けど、そういう境地に達する……と言うか開き直るには、民生はまだ若すぎるとも思う。もうちょい色々チャレンジして、経験してからでないと、自分の限界は判んないでしょうから。
そう考えると、人妻の風俗嬢に本気で狂ってみるのも、1つの貴重な経験になるかも知れない。たぶん修羅場が待ってるだろうし、女性の本質も学べるだろうし。
せりかと理加との三角関係に発展しちゃうとか、そんな安易な恋話になったら即斬り捨てるけど、民生の成長ストーリーを真摯に描いてくれるなら、30分枠で観やすいことだし、私は最後まで見届けるかも知れません。
今回のセクシーショットは、せりかとは別の風俗嬢役でゲスト出演された、中屋柚香さん。園子温監督のハリウッドデビュー作『プリズナーズ・オブ・ゴーストランド』でヒロインを演じられた女優さんです。毒牙に掛かってなければ良いのですが……
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます